shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年12月6日

○アントレプレナー

 つい最近は横文字がやたらと多く、意味不明で分らぬまま分ったようなふりをして聞いている人や分らぬままに使っている人がいるようです。私たちまちづくりの現場は学者の先生やジャーナリスト、建築家などの知識人も出入りするものですからその傾向が強く、横文字を使うと格好よさそうに見えたり博学と思われたい部分があるようです。しかしかつての町議会である議員がシンポジウムのことをインポジウムと間違って使い大爆笑されたように、せめて使う場合は意味を調べ確かめて使うくらいの学習的余裕は必要だと思うのです。

 今春道後で開かれた「地域の自立とは何か」というシンポジウムで、進行役の清水さんが「アントレプレナー」という言葉を使いました。恥ずかしながらその時初めて聞く言葉だったものですから、私はその夜の交流会で清水さんにその意味を確かめましたが、「起業家」だと教えられました。その後その特集が舞たうんで組まれ、朝日新聞の砂場さんが「アントレプレナー」という言葉を、さすがジャーナリストらしく「アントレプレナー」(起業家)とわざわざ括弧書きで説明してくれて、しっかりと自分のものになりました。浅学な私はこんなことでしか横文字を覚えれないのですからそれこそ浅はかです。でも横文字を使わなくても「企業家でない業を起す起業家」なんて日本語で説明をしないと分らない集会だってあるのですから、場所をわきまえずどこでも「アントレプレナー」という言葉を使っていいものではないと思います。

 最近は「アントレプレナー」流行で、大学生時代に会社を興したりNPO法人の代表になったり、女性がお店を持ったりする機会が増えてきました。中学校の総合学習でも株式を学習するため会社を興す学習をするほどですから、会社の社長になることを夢見る若者は増えつつあるようです。その結果でしょうがホリエモンというような社会現象が生まれ、誇張されて社会に一石を投じています。

私の友人に横山史さんという女性がいます。会社に勤めながらまちづくりやニートの勉強をしながら様々な研修を重ね、自らが発起してNPO法人を立ち上げ代表となりました。「若者と人づくり」が専門テーマだそうですが、私たちの世界で考えるとかなり難しい

テーマのようにもことにあえてチャレンジする彼女の生き方に強い関心を持っています。彼女こそ「アントレプレナー」と呼ぶに相応しい女性だと思いました。

 先日NHKのふれあいミーティングで、偶然にも私と同じ6人のパネラーに選ばれ出演していて再会しましたが、若いからと年齢を理由に徳田アナウンサーから最初にふられた彼女の意見を聞いて、初めて私の家へ学生たちとやって来たあの頃を思い出しました。随分成長して堂々としている姿に驚きました。多分これから社会の荒波の中で挫折と成功を味わいながら更に成長して行くのでしょう。経済的に安定したOLという職業を捨て、あえて挑戦する横山史さんに大きな拍手を送ります

 一度しかない人生を悔いなく過ごすことは大事です。日々の暮しに満足もせずただ社会が悪い、組織が悪い、上司が悪いと不平や不満を言いながら給料分の働きもせず時代の波に呑み込まれて暮らしている多くの人々を見る度に、悩みながらもイキイキと輝く姿は神々しく見えてくるのです。

 先日「大人を考えるシンポジウム」の打ち合わせで立ち寄り先の「国立大洲青少年交流の家」で高知県梼原町の役場に勤めながら青年団の事務局をやっている若者に会いました。「えっ、今でも青年団があるの」といわれそうな死語に近い世界で活動する彼の瞳も輝いていました。「ああ俺にもこんな時代があったなあ」と思うのは、私がそれ相応の歳になったからでしょうが、若さと価値は若い間は気付かないものです。でも若い間に思い切り「アントレプレナー」的な気概を持って生きて欲しいと思います

  「知らぬまま 使う横文字 多くなり 日本語乱れて あなた何人(じん)?」

  「横文字の アントレプレナー 企業家と 教えてもらって 意味知り使う」

  「OLと いう名の仕事 投げ打って 違う世界に 理想求めつ」

  「何欲しい 若さ下さい 言いたいね 金で買えれば 幾ら積んでも」

  「 

 

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shin-1さんの日記」への2件のフィードバック

  1. ロカーレバイトスタッフ

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    はじめまして。昨年の12月に愛媛にIターンをし、大洲市に飲食店を出したのですが、お店に本を置かせて頂きました。
    勝手に愛媛コーナーということで、伊丹十三さんの本と並べてみました。
    事後報告ですみませんが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  2. ねえねえ

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    外来語がやたらと多すぎて、困ることが多々有ります。
    以前、メーデーでの手話通訳をした際に「アイデンティティー」
    「環境アセスメント」なる用語が。(もっと沢山有りましたが)
    通訳する立場から言わせて頂くと……
    日本語に置き換えて下さい。
    だって、言葉をそのまま伝えれば、意味が全く「カタカナ」が伝わるだけで、「意味」は全く伝わりません。
    しかも、通訳者の頭の中には、「言葉」が入って来て、「日本語」置き換えて、さらに「わかりやすい意味」を伝えるので、へとへとです。

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