人間牧場

〇若い人の語らい

 つい最近わが家へ若い女性たちが集まり始めました。同居して3年目の若嫁の友だちです。同居に当たって家をリフォームしましたが、設計の仕事をしている息子が一番力を入れたのはダイニングとトイレでした。ダイニングは畳10畳ほどもある大広間で、エアコンの入ったこの部屋を若嫁は、ゲストハウスのようにも使って友だちと、お茶を飲みながら会話を楽しんでいるようです。集まって来る若い女性たちは町内の顔見知りの人なので、やってくれば必ず私の書斎の前の廊下を通るので、挨拶をしたり会話を交わすのです。

ダイニングでの楽しいお茶会
ダイニングでの楽しいお茶会

 昨日は若嫁と友人3人がそれぞれの子どもを保育園に連れて行った後集まり、お茶会が始まりました。聞けば3人は来年度の保育園の役員を引き受けたようで、来年の行事計画を立てているようでした。若嫁は実家が喫茶店を営んでいて、若嫁も手伝い勤めをしているので、コーヒーを入れるのはお手の物で、コーヒーの香りがローカから流れて来ました。私はコーヒーを飲まないので「お茶でもどうぞ」と誘われ、笑いの中へ少しだけ入らせてもらいましたが、3人とも笑顔を絶やさない女性なので、私のようなロートルでも優しく包み込んでくれました。

 私は保育園に通う顔の知れた孫奏心のおじいちゃんです。そのうち家の下の道が何やら子どもたちの歓声で、賑やかになりました。出てみると保育園の子どもたちが耐寒マラソンの最中でした。「あっ、奏心君のおじいちゃんだ!!」とみんなが叫びながら走るので、私もついつい吊られて一緒に中学校の横道まで、一緒に走ってやりました。行き交う園児たちとハイタッチしながら走ると、園児たちも大喜びでした。明日は保育園のお餅つきに招待されていて、午前中出かける予定です。若い女性、可愛らしい園児からいっぱいエネルギーを貰った一日でした。

  「近頃は 若い女性が わが家来て お茶飲みながら 楽しい会話」

  「時々は 若い女性の 輪の中に 入れて貰って 楽しい会話」

  「耐寒の マラソン走る 園児たち ハイタッチしつつ 一緒に走る」

  「若い人 元気な園児 エネルギー ファイティングポーズ 負けずお爺も」

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人間牧場

〇サインを書く

 最近は外国の影響でしょうか、印鑑を押さなくても「サインで結構です」という機会が少しずつ増えてきたような気がしますが、相変わらず日本では印鑑に頼る従来のやり方が主流のようです。契約や預金の引き出しなどは印鑑証明若しくは登録印鑑以外は使えませんが、簡易なものはそこら辺で売っている三文印でも通用するのです。考えてみればその人にしか書けないサインより、三文印でも印さえ押せば本人とみなされるということは可笑しな話なのです。

P1070063 3日前私が塾長を務めている年輪塾の集会が松山市駅近くの「蔵」という居酒屋でありました。今回の集会の講師は二宮金次郎の七代目の子孫中桐万里子さんでしたが、テキストは致知出版社が発行している中桐さんの自著本、「現代に生きる二宮翁夜話」でした。塾生20人は多分現代ですからPCを使いアマゾンで買ったものと思われる本を持参していました。少し休憩時間があったので、私は相席のよしみで、自分の本に中桐さんにサインを求めました。快く応じた中桐さんは表紙裏に「感謝を添えて 中桐万里子」と、サインをしてくれました。

 他の仲間も堰を切ったように私に見習い、サインを書いてもらいましたが、中にはあつかましくも自分の名前を為書きしてもらったり、記日までねだっていました。プレミアムを意識してのことでしょうが、かくいう私も自著本を何冊か出していて、時々人間牧場でサインを求められることがあるのです。自称字の下手糞な私は多少戸惑いながら、求めに応じその気になって殴り書きのようなサインをするのですが、中桐さんのような有名人とは違い、赤面この上ない出来栄えです。それでもこれぞオンリーワンだと自分で納得してせっせと書いているのです。スポーツ選手や芸能人ならいざ知らず、私のような田舎のおじさんのサイン等何の意味もないのですが・・・・。それでも最近は友人が「サインに使ったら」と、ゴム印や篆刻印まで用意してくれました。下手糞な私のサインでも、落款印を押すとそれなりに見えるから不思議です。

  「買った本 著者のサインで 古本屋 売れなくなること 承知でしょうか」

  「下手糞な 自分のサイン 自著本に 書いてとせがまれ しぶしぶ書くが」

  「下手糞な サインに落款 印押すと まるで達者な 文字に変身」

  「そういえば サインの練習 すべきだと 筆とり書くが 俺には無理だ」

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人間牧場

〇地域人材育成に関する調査研究会にて

 1ヶ月ほど前、東京の自治総合センターから電話が入り、地域人材育成に関する調査研究会で、私のこれまでやって来たことや考え方を先進事例として、聞かせて欲しいと連絡が入りました。後先も考えず一も二もなく引き受けたものの、何度か連絡メールが入る度に少し後悔し始めました。というのも私のやってきたことや考え方をデジタルで前もって送るように指示をされたからです。丁度その頃は出張や会議、それに原稿書きのスケジュールが詰まっていて、とてもその余裕などなかったのです。尻を叩かれる思いで少しまとめては見たものの、パワーポイント処理もできぬまま、メモ程度で送らざるをえなくなってしまいました。

4人の委員さんの前にて
4人の委員さんの前にて

 今回の先進事例ヒアリングには親友の前田眞さんも招かれていて、前日の交流会や総務省でのヒアリングも同席なので、余計冷や汗物でした。前田さんは地域づくり人養成講座の全容を要領よくパワーポイント風にまとめていましたが、私は前述の通りの対応で少し顔が赤くなりましたが、今更引き下がることもできず、メモに沿って30分ばかり4人の委員の前で意見陳述をしました。私の発表の概要メモは次のとおりでした。

総務省2総務省 地域を担う人材の発掘と育成
 1、私という地域づくり人はどのようにして育ったのか
   ①遠洋航海で培った日本人感とふるさと感
   ②青年団活動で手に入れた五つの道具
   ③価値観が変わった青年の船での研修
 2、私が始めた人づくり
   ①青年のたまり場作り
   ②日本一を経験する人づくり10年計画
   ③21世紀えひめニューフロンティアグループの設立
 3、ゼロに戻って再起動した人間牧場構想
   ①子ども体験塾
   ②年輪塾
 4、地域を担う人財三者

   人づくり活動事例
   別紙①拠点施設を活用し人づくり-私設公民館煙会所
   別紙②団体活動と人づくり-21世紀えひめニューフロンティアグループ
   別紙③塾活動と人づくり-フロンティア塾
   別紙④人づくり10年計画(行政実施)
   別紙⑤新人づくり10年計画(行政実施)
   別紙⑥人間牧場における子ども体験活動と人づくり-子ども体験塾
   別紙⑦人間牧場における人材育成-年輪塾
   別紙⑧人事育成のポイント

  さて、私が東京霞ヶ関総務省合同庁舎第2号館601会議室で熱っぽく語ったささやかな話は、同席した4人の委員さん、並びに総務省の職員さんにどう伝わったでしょうか。

  「入口で 名前用件 行き先を 書いて通行 証貰う」

  「日本の ここが中枢 霞ヶ関 無縁な私 少し戸惑う」

  「居並んだ 委員の前で ヒヤリング 喋りだしたら 止まらず熱弁」

  「ヒアリング 終って会食 お互いに 意見交換 やっとほころぶ」

 

 

 

 

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〇東京での交流会

 私は講演や会議があってたまに東京へ出かけても、空港から目的地、目的地での所用が終れば空港と、東京に限っては余りあちらこちらへ出かけない性分ですが、今回は地域活性化センターへ出向している県職員の前神さんの計らいで、一日目の夜都内の居酒屋での交流会に望みました。東京駅八重洲北口大丸前で待ち合わせした前神さんと同行した前田さんと3人で近くの居酒屋へ到着したのは、羽田空港から直行しても午後8時近くになっていました。12~13人のこじんまりした宴席でしたが、殆どの人とは名前と顔が多少一致しないものの、顔馴染みの人が多く嬉しい出会いでした。

P1070033 またこの日は通産省から愛媛県に出向していた金融庁の川上さんもにも来てもらい、嬉しい再開となりました。飲むほどに酔うほどに楽しい地域づくり談義に花を咲かせましたが、集まった人の殆どは全国の地方出身者なので、役目を終えて古巣に帰った後の交流が楽しみです。私は酒が飲めないためホット緑茶やウーロン茶でお茶を濁しましたが、東京で暮らしていても酒が入るとふるさとの言葉が飛び交い、「人はいつまでもふるさとを身につけている」ものだと納得しました。交流会には私と前田さんを含めて5人も愛媛県人がいるので、まるで県人会のようでした。

 私たちと入れ替わりで、今日から地域おこし協力隊の冨田さんや松本さんが、移住促進フェアーのため東京へ行くようです。昔はお江戸へ行く機会もそんなに多くはなく、つい身構えて出かけたものですが、私などはお洒落をしないし、土産を買うこともないので、今回も木になるカバン一つの気楽極まりない上京でした。多分冨田さんや松本さんたちも肩肘張らない馴れた旅をすることでしょう。前日県公連の専門委員会があり出席しましたが、公民館の現場では全国大会や中四国大会などへの参加が、財政難を理由にどんどん削られて参加出席できないという報告がありました。地域づくりの現場ではまだそこまで深刻ではないようですが、日本の中心東京でしか出会えない人や、体験できないこともいっぱいあるようです。

  「居酒屋で 訛懐かし 交流会 顔と名前が 一致せず難儀」

  「財政難 理由にどんどん 旅費削る 行政どこか 可笑しい方向」

  「お江戸しか 出会えぬ人と 事がある 私なんぞは 最大限に」

  「酒飲めぬ ゆえにホットな お茶飲んで ホットな話 ホッと一息」

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○雨傘
 「お父さん、今日は東京も雨のようだから傘を入れとくね」と、妻は荷物の中へ折りたたみ式の雨傘を入れてくれました。自宅お出発する時、荷物をできるだけ少なくしようと思い、日頃入れている木になるカバンの中身を全部出し、リュックに入れていた着替えも極力少なくして荷物を一個にしました。つまの予言通り羽田に降りると雨が降っていて、前神女史と待ちあわせした東京駅八重洲西口から交流会のある居酒屋まで、浜松町駅からチサンホテルまで、お陰様で濡れることなく移動ができました。人間は喉元過ぎれば暑さならぬ雨に濡れることを忘れ、今日は朝から上天気に恵まれると、傘が邪魔になって仕方がなく、手荷物検査で取り出したり、少しだけ憂鬱になりました。勝手なものですねえ。

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○ホテルでの朝食
 自宅での朝食は正月以来大好きなお餅が主食となっています。リンゴとキャベツを組み合わせた自流リンキャベも食べ、快眠、快便とともに快食で、毎日健康を実感していますが、まるでフーテンの寅さんのように、年中旅に出ている私は、旅先で食事をすることが多く、仕事柄美食になりがちです。肉や魚は勿論のこと、アルコールまで勧められますが、幸い14年前からお酒を断っており、幾分助かりますが、それでもカロリーが多く、時制のブレーキを掛けなければなりません。
 今朝は昨晩から泊まっていた浜松町の、チサンホテルでの朝食となり、身支度を整えてレストランに入りました。バイキング料理の中から好きなものを幾つか取りましたが、やはりご飯としじみの味噌汁が主食で、リンキャベはなかったので、野菜サラダとフルーツも美味しく頂きました。昨日は万歩計も目標の1万歩をクリアーしていましたが、今日は昨日の雨も上がり上天気の青空で、。東京の街を歩くのがとても楽しみです。さあ出かけましょうか。

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〇一枚のハガキ一本の電話

古野さんから届いたハガキの表書き
古野さんから届いたハガキの表書き
古野さんから届いたハガキの裏書
古野さんから届いたハガキの裏書

 昨日は午後、海区漁業調整委員会の会議が松山の水産会館であって、出かけていましたが、帰宅すると郵便受けに年賀状が5~6枚届いていました。松の内も終わり早1月も半ばというのに、こうして私の元へ年賀状が届くのですから、それはそれとして嬉しく拝読しました。その中に見覚えのある人からの一枚のハガキを見つけました。旧温泉群中島町大浦に住む古野セキヱさんからでした。

 古野さんからは年賀状も届いていましたが、筆まめな彼女は前々日私のことが書かれた、愛媛新聞四季録の記事を読んだようで、その感想を寄せてくれました。古野さんとの出会いは私が公民館主事をしていた頃に遡ります。彼女の記憶では県公連の論文募集に二人が入選し、公民館県大会のステージに並んで表彰を受けてからだそうですが、以来私が県公連の主事部会長を6年間に渡ってやった折、女性主事さんの登用を考え、玉川の井出さん、松山の西原さん、中島の古野さんを指名主事にして、一緒に楽しい活動を展開したのです。

 以来退職後の今日まで私的な付き合いも続いていますが、古野さんは主人に先立たれ一人暮らしながら、多芸な趣味を生かして膝に不安を抱えながらも、元気に活動しているのです。特に川柳や短歌は玄人はだしで、愛媛新聞の文芸欄を賑わかせていて、私も楽しみに読んでいるファンの一人です。今回届いたハガキには、四季録「若松進一さん」を読んでの感想と近況でした。私は早速携帯に登録している古野さんの携帯に電話を入れると、弾んだ元気な声が帰って来ました。四方山話に花を咲かせましたが、私が会長をしている公民館OB公友会の、今年の総会会場が人間牧場なので、是非体調を整えて来てくれる頼みました。

 人はみな歳を取ります。「あのころは楽しかった」と、元気だった頃の回顧をするだけでは面白くありませんが、老いてなおいい生き方をしている古野さんと話をする度に、元気付けられこれから私もしっかりせねばと、思いを新たにするのです。
 人間牧場から古野さんが暮らしている中島が一望できます。また若い時代「無人島に挑む少年のつどい」などを謳歌した、ひょうたん型由利島共和国もよく見えます。古野さんも由利島も私の原点なので、これからも思いを寄せて生きて行きたいものです。

  「新聞を 読んだとハガキ 届きたる 嬉しい友の 筆跡眺め」

  「老いてなお ハガキ一枚 したためる 優しい心 今も健在」

  「あの島で 書いたハガキが 船に乗り ここまで届く 不思議に感謝」

  「もう少し 頑張らないで 頑張ろう ハガキ一枚 勇気百倍」 

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〇私設公民館煙会所での語らい

暖かい煙会所の囲炉裏
暖かい煙会所の囲炉裏

 昨日は夕方からシーサイド公園のイベントホールで、合併10周年事業やシーサイド公園開業200周年事業の打ち合わせを4~5人でした後、浜田さんと二人で自宅横の私設公民館煙会所まで戻り、二人で煙会所の囲炉裏に火を起こし始めました、年末煙会所で注連縄を作った時火を入れて以来で、今年最初の火入れとなりました。炭は息子が中山の友人から貰った竹炭を使ったため、火つきは早いのですがクヌギ炭に比べ炭持ちが悪く、時々炭を足しましたが、昨日の竹炭は炭化状態が少し悪く、炭を入れると煙が出て、床柱を背にして座った年輪塾塾頭の清水さんに向って、男前なので煙が集中し、笑いを誘いました。

釜揚げうどんを囲んで
釜揚げうどんを囲んで

 そのうち小番頭の松本さんもやって来て、4人で囲炉裏を囲み、早くも今年10月に予定している人間牧場10周年の進め方について、大いに議論を深めました。これから半年税務関係の仕事で身動きが取れない松本さんに替わって、清水さんと浜田さんが細々を引き継いで作業に当ることや、具体的な進め方について、昨日の議論で大枠が固まり動き出した感じです。私も今回はそれなりにねじり鉢巻に腕まくりしなければならないようです。昨日は妻が夕方仕事で留守だったため、途中若嫁が温かいお茶を差し入れてくれました。

 そのうち仕事から帰った妻が、釜揚げうどんを作ってくれ、囲炉裏にかけてみんなで夕餉の膳を囲みました。このうどんは本場うどん県高松の溝渕さんが送ってくれていたもので、フーフーいいながらみんなで美味しくいただきました。わが家へはこのように昔からしょっちゅう来客がやって来ます。その度に妻は笑顔で来客を向かえ、ご馳走ほどではありませんが、ささやかな食事を作ったりして歓待してくれるのです。私が今日こうして仲間と楽しい活動ができるのは、家族の援助だと感謝しています。昨日は親類からいただいたばかりのハギの刺身や、おでんも出してくれて、みんな大喜びでした。囲炉裏を囲んでの語らいはどこか温かく楽しいものです。煙会所を造って早くも40年の年月が流れましたが、私にとって煙会所はゲストハウスであると同時に、心のオアシスでもあるのです。

  「久方に 友が4~5人 集まって 囲炉裏を囲み 話も弾む」

  「赤々と 燃える竹炭 勢いを 増して手と顔 温めてくれて」

  「釜揚げの うどん割り箸 つまみ出す あちらこちらで フーフーツルツル」

  「ありがたや 妻の歓待 ホッとする また来るからと 友闇夜消え」

 

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人間牧場

〇わが家のどんど焼きと祝い事

わが家のどんど焼き
わが家のどんど焼き

 昔は1月15日が成人の日と決められた祝日でした。最近は成人の日が第2日曜日の明くる日とあって、成人の日という感覚が余りなくなりましたが、土曜日を含めると三連休の人もいて、正月後初めて家族でゆっくり休日を楽しむ人たちも多いようです。わが家では日曜日の朝どんど焼きをしました。家のあちこちに飾っていた注連縄飾りを寄せ集め、畑の隅に持って行ってうず高く積み、火をつけるのです。異常乾燥注意報が出ていて、連日有線・無線放送で火の取り扱いに注意するよう言われているので、慎重に燃やしました。

祝い事のバイキング食事会
祝い事のバイキング食事会を楽しむ4人の孫たち

 年末に腕によりをかけて折角作った注連縄ですが、僅か10日ほどでその役目を終えました。注連縄は燃やしても二本の縄が外れることがないので、夫婦の見本とも言われています。私たち夫婦も結婚して今年で早くも44年を迎えましたが、注連縄にあやかって夫婦仲よく暮らしたいものです。今年もどんど焼きには息子夫婦や孫たちも火の回りに集まり、煙を体や頭に両手で掬うようにふりかけて無病息災を祈り、焼いたお餅を少しだけみんなで分け合って食べました。

 昨日は娘家族の6年生の長男孫に、祝い事があったとの知らせを受けていたので、娘家族3人、息子家族4人、次男家族2人に私たち夫婦2人を加え、総勢11人でお祝いをするべく、野菜料理の「ふきのとう」というレストランを予約して出かけました。店は超満員で、沢山のバイキング料理の中から幾つか選んで食べ放題で食べましたが、多分私は美味しくいただいたものの、元の取れないくらいな食欲でした。ただ孫たちは大喜びで、主食もさることながらデザートのお替りを何度もして楽しんでいました。

 何につけても祝い事は嬉しいものです。全員男の子ながら孫4人も今のところスクスク順調に育っています。誕生日は勿論のこと、入学や卒業などなど、これからも人生の節々において様々な何げない喜び事が続くものと思われますが、ささやかなそれらを楽しみの一つと思いたいものです。帰り際4人の孫が全員、「おじいちゃん、おばあちゃん、今日はありがとう」とお礼を言ってくれました。妻の財布の紐が緩むはずです。

  「注連飾り 集めて畑 隅で焼く 煙両手で 集めてご加護」

  「注連縄は 焼けてもしっかり 縄のまま これが夫婦の 見本と言われ」

  「祝い事 祝ってやろうと 孫集め バイキング店 大いに食べる」

  「じいちゃんと 言われる歳に なりました 孫の成長 楽しみながら」

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人間牧場

大道で画いてもらった私の似顔絵
大道で画いてもらった私の似顔絵

〇初春水仙花祭りこぼれ話(大道芸似顔絵画き)

 水仙祭りの本来の目的は、寒風の中で咲く水仙の花と香りを楽しんでもらうことです。幸い豊田漁港を見下ろす下浜の斜面に、金山さんが育てた見事な水仙畑があるので、そちらへ行ってもらうため、手前のシーサイド公園でデモストレーションをやろうと最初は始めましたが、いつの間にか施設的が充実し、人がよく集まることからシーサイド公園でのイベントが中心になっているようです。

 今年も私はダイガラ餅つきのボランティアとして参加しましたが、寒いテントの中では漁協の人たちはイカのから揚げ、まちづくり学校双海人の皆さんはよもくれ串団子、花の会のみなさんはぜんざい、漁協女性部の皆さんはよもくれ団子汁を、それぞれ販売していましたが、お店を構えている特産品センターや、日曜市、岡田鮮魚店やじゃこ天のお店が連なって、それなりに買って食べれて楽しめるよう工夫が凝らされていました。

 イベント広場の片隅で、今ではすっかりお馴染みになった似顔絵画きのコーナーも、ほのぼのとした雰囲気で行なわれていました。新居浜から手弁当絵やって来た画家?の前に座って頼むと僅か5分で、自分の似顔絵を即興で画いてくれるのです。しかもそのお値段が色紙1枚100円という安さですから驚きです。昨日はデジカメを持参しながら餅つきに専念したため、写真を撮る暇がなかったので、似顔絵を1枚画いて貰いました。

 昨日の私のいで立ちは、頭にタオルでのねじり鉢巻姿でした。画いてくれた人は私の顔と名前をしっかり覚えていて、若松さんという文字まで書いてくれました。帰宅後妻に見せると、「まあお上手ねえ」と私の顔の良さなどさておいて、絵の特徴を誉めてくれました。鉢巻、長い顔、細い目などなど、鏡で自分の顔を見ているような特徴ある絵でした。早速この似顔絵画きを何かイベントに使えないか?、頭の中でアイディアの泉付近が動き始めたようです。

  「寒い中 テントあちこち それぞれに 如何ですかと 客を呼び込む」

  「二日間 それぞれ用意の 品物も 殆ど完売 今年の祭り」

  「写真より 似顔絵リアル 特徴を 捉えた自画像 たった100円」

  「似顔絵を 生かして何か できないか? 頭の中で アイディア浮かぶ」

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