人間牧場

〇懐かしいサイコロ
 机の中を整理していると、子どもの頃よく遊んだスゴロクという遊びに使っていた小さなサイコロが出てきました。普通サイコロは6面に1・2・4・8・16・32の数字が刻まれていますが、このサイコロは何故か1がなく、2・4・8・16・32・64のようでした。

早速机の上で辺り構わず転がしてみましたが、昨日は何故か2の数字が多く出て、何かいいことありそうな予感を感じました。しかし残念なことに昨日は朝起きてから寝るまで期待したいいことは起こりませんでした。強いて挙げれば笑いこともなかったのですから良しとしたいと思いました。

 それにしても私たちの暮らしはいつの間にか数字に取り囲まれて生きています。電話番号も、お金の引き出しも、また毎日使っているパソコンもピン番号を入力しないと起動しないのです。自分の生まれた日が10月3日、長女が生まれた日が2月26日ゆえ、忘れないようこの番号をもじって使っています。

 さすがに事年になると記憶力が減退し、数字を覚えることは困難だし、折角覚えている数字も思い出すことも時間がかかるようになりました。悲しいことではありますが、これも人間の嵯峨だと思って数字知つき合って行きたいと思います。

「懐かしい サイコロ机 引き出しに 遊び心で 転がしてみる」
「1でなく 2から始まる サイコロも 合計すると 126なる」
「気がつけば 自分の暮らし 数字にて 管理されてる 覚えきれない」
「少しだけ 数字の訓練 認知症 遅らすように やってみようか」

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竹に花が咲く?
 「その昔」と言ってもそう古い話ではありませんが、「60年に一度くらい竹に花が咲く」という話を誰かから聞いたことがあります。「ひょっとしたら?」と思うのは、家の裏山に生えている布袋竹に昨年花が咲いたような異変が起こっています。

 全て伐採しようかとも思いましたが、親竹は花が咲いたようになりながらも生きていて、花が咲いたと思われる葉っぱの部分から新芽のようなものが時折出ていて、観察してみたいとそのままにしています。ゆえに3~4年前まで出ていたタケノコも今年の春は出ずじまいでした。

 専門家に聞くほどでもないのですが、妻は見苦しいので伐採を望んでいますが、俳人高浜虚子の句に「ふるさとの この松切るな 竹切るな」というのがあり、わたしの名前が「若松」ゆえに踏ん切りがつきません。

 

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〇メールで講演依頼と直接やって来られて講演に行くはめになりました
 これまで新型コロナの影響で講演や住民活動が制限されていましたが、コロナの分類が1類から5類に引き下げられたこともあって、少々遠のいていたものの、あちことからオファアーがかかるようになり、俄然忙しくなり始めました。

 私の場合は地域づくりや青少年活動、社会教育などのジャンルが多く、どちらかというと田舎や離島、半島などの地域へ行く機会が多いので交通が不便で、しかも乗り継ぎに時間がかかることから、九州や中・四国地方まではカーナビを頼りに自分で運転して出かけています。

 

 一昨日1本のメールが入っていましたが、前日は朝早くから夕方遅くまで所用があってメールを見る暇がありませんでした。そこへ講演依頼の電話が八幡浜市内に住むFさんという方から入りました。しかも依頼に午前中のこれから伺いたいとのことでした。

 その後2時間ほどしてご夫婦でわが家を訪ねて来られました。ゲストハウス私設公民館煙会所であれこれ話し、海の資料館海舟館を見学してもらいましたが、7月中旬の日曜日に講演に行くことになりました。まあよくある話だしせっかくのご指名なのでご縁を大切にし楽しみたいと思います。

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〇今日は父の日でした
 若い頃は「母の日」があって赤いカーネーションや贈り物をして子どもたちが母親に感謝の気持ちを込めていました、しかし「父の日」はないに等しい存在でした。ある時大きくなった子どもたちにそのことを「母の日があるのに父の日はプレゼントも届かない」と少しばかり文句を言いました。

 すると子どもたちは、「お父さんは家でお母さんにあれをしろこれをしろといつも命令ばかりして、自分では殆ど何もしないで威張っている。お母さんは少し可哀想、お父さんはある意味毎日が父の日だ」と、言い得て妙なる皮肉たっぷりの言葉を返されました。

 先日松山に住む長女が他の三人の兄弟に、「父親の父の日にアップルのタブレットをみんながお金を出し合ってプレゼントしたい」と出資相談があったようです。一も二もなく賛成しみんながお金を出し合ってプレゼントしてくれるようです。お金を集める担当は長女、古いタブレットの情報を新しいタブレットに移し替える作業は愛大に勤める旦那が担当しているようですが、機種が違うため入力するのに時間がかかっているようです。少しばかり嬉しい今年の父の日でした。妻から聞くところによると、毎年父の日には子どもたちがお金を出し合って色々な贈り物をしてくれているそうです。ありがたや子どもたちです。

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〇大洲市田処の花菖蒲園を見学しました
 大洲市田処に住む親友亀本さんから、「神楽とホタルと花菖蒲を見に来ないかとお誘いを受けました。先月目の不具合で仕事を辞めてサンデー毎日になった妻を誘い、今日6月15日の夕方2人で出かけました。

 狭い山道、しかも夜間なので軽四トラックで出かけました。かつてあった田処小学校は学校の統廃合によってなくなり、活性化センターと名付けられた旧体育館横矢落川の直ぐ傍の畑には、地域住民が育てている花菖蒲園があり、午後7時ころ到着したので、夕暮れ時亀本さんの案内で園内を散策して少し盛りを過ぎた花菖蒲をのんびりゆっくり見学しました。

 この菖蒲園は西日本豪雨で矢落川が氾濫し、土手を越して沢山の土砂が流れ込み、再生不可能と思われる程傷んでいましたが、みんなの努力で土砂やゴミが取り払われ、立派に復元することが出来たようで、亀本さんたちの骨折りの苦労を垣間見ることが出来ました。

 本当は伊予市双海町と大洲市田処を結ぶ県道を通れば近道になるのですが、西日本豪雨で寸断され、災害から3年以上経っているというのに未だ通行止めで、今日は迂回して海岸国道を走って長浜に出て肱川沿いを新谷へまで行き、そこから矢落川沿いに時間をかけて田処まで行きました。少し遠い道よりなので、少々お疲れモードでしたが、花菖蒲の美しさに癒されました。

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〇ムカデの出没するシーズンとなりました
 まだ梅雨も明けていないというのに今日の日本列島は、各地で30度を越す真夏日になったところが多く、早くも熱中症のため救急車で運ばれた人が多かったようです。

 こんなに蒸し暑いと虫の世界でも暑いのか、今日は庭で大きなムカデを2匹も見つけ、可哀想ですが履いていたゴム長靴で踏み潰して殺処分をしました。ムカデは漢字で「百足」と書きますが、その名の通り足を使って体をくねらせ器用に逃げるのです。

 思い起こせばもう6~7年も前の出来事ですが、作業をするためゴム手袋をはめた瞬間、指先に違和感を感じました。とっさに「やられた」と思ってゴム手袋を外すと中から大きなムカデが出てきました。

 その内痛みとともに意識がもうろうとしてきました。運よく家にいた妻にそのことを話すと救急車を呼んでくれ、松山の日赤病院へ運ばれました。途中の三秋峠付近で意識は回復しましたが、運ばれた日赤松山病院で、「アナフィラキシーショック症候群」と診断されましたが、入院することもなく処置をしてもらい帰宅しました。

 以来ゴム手袋をする時は手袋の中にムカデが入っていないかよく注意をするようになりました。ムカデはてがわないと刺すことはありませんが、刺された時の痛さや刺された患部が大きく腫れあがるので注意をしなければなりません。今はジェット噴射や瞬時に凍り付くようなムカデ対応のスプレーが市販されていて、わが家も常備しています。

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人間牧場

〇最近演歌を聞かなくなりました
 私のような昭和19年生まれの古い人間は、残念ながら知っている歌といえば、テレビで見て覚えた演歌くらいです。青年団に入団してみんなでフォークソングを歌ったり、37年前JR下灘駅のプラットホームで夕焼けコンサートを開いてから音楽に対する向きあい方が少し変わりましたが相変わらずです。

 それでもお酒を呑んでいた若い頃は飲み屋でマイクを持ってお得意の演歌を歌い、いただいた拍手のそれが本当の評価だと思い込み違いをして、カラオケで良く歌いましたが、20年前体の都合でお酒を断ってからは、そんな機会も殆どなく過ごして来ました。ふと気がつくといつの間にかテレビの歌番組は消えてバラエティ番組やサスペンスなどにその座を奪われているようです。

先日NHKのローカルテレビに生出演して、夕日のことについて喋った折、請われてハーモニカで「赤とんぼ」「夕焼けこやけ」それに「ぎんぎんぎらぎら」という3曲の童謡を吹きました。前日予告が入ったものですから沢山の人が見ていて、多くの方々からお褒めの言葉をいただき、少々恥ずかしく照れてしまいました。

 私は講演などのついでに童謡や、若いころ流行った舟木一夫の「高校三年生」、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」、伊沢八郎の「ああ上野駅」を良く吹いて聴いてもらっています。若い人には通用せず「それ何という曲?」ですが、さすがに昭和生まれの人は良く知っていて、拍手喝さいで一緒に口ずさんだりしてくれます。こんな歌を知っている私も古くなりました。ちなみに1日5分の特訓の積小為大で250曲も吹けるようになったのですから驚きです。

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〇ウォーキング途中空からヒラヒラ
 今朝午前6時、いつものようにウォーキングに出かけました。いつものコースを歩いていると、空からヒラヒラと何かが落ちてきました。「何だろう?」と不思議に思い、よ~く見ると鳥の羽根でした。

 田舎ゆえカラスの黒い羽根やトンビか鷹の縞模様の羽根が落ちているのを時々見かけますが、野鳥の鳥インフルエンザが人間にもうつるというニュースを最近テレビで聞いたばかりなので、拾うことをためらいましたが、私の好奇心が先んじて、別に重くもないので拾って持ち帰りました。

 遊び心でその羽根の根元を削って尖らせ、書斎の5段式の小物入れの4段目隅に置き忘れるように入っていたインク瓶を思い出して取り出し、インクをつけてペンに見立て、下手糞ながら自分の名前をサイン風に「shinichi wakamatsu」と英語で書いてみました。

 それなりに書けましたが、まるで昔の万年筆のような感覚でした。使った後ペン先をティシュで綺麗にインクを拭き取り机の上のペン立てに飾りとして立てました。これまで殺風景だった机の上が何となく華やいで何やら書斎風になりました。人間が作った物ではなく自然の物は味があるようです。

 

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〇川に落ちたイノシシ
 昨日人間牧場へ草刈りに出かけるため下浜隧道を抜ける近道を走っていると、隧道奥の人家付近に5~6人の顔見知りの人が集まって橋の上から川底を見ながら話し込んでいました。何があったのか気になったため、車を降りてみんなの視線の先を見ると、70~80㎏はありそうな大きなイノシシが横たわっていました。

 後ろ足は怪我をしていましたが、まだ生きていて時折牙をむくような仕草をしていました。顔見知りの人たちは近所の人に加え、伊予市役所の職員さんたちでした。その昔近所にする畳屋さんの息子さんが手負いのイノシシに襲われ亡くなっているので、ヘタに手出しをしたら危ないと、市役所に連絡したようでした。

 たまたま通りかかった人間牧場近くの人が処理をすることで相談がまとまり、準備のため家に帰ったようでした。私はその場を離れ人間牧場へ草刈り作業をしに出かけましたが、帰る時現場を見ましたが、既にイノシシの姿は見えませんでした。これほど大きなイノシシゆえ、農作物の被害は相当だっただろうと推測しますが、ちょっとした田舎のひと騒動でした。

 

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〇愛媛鴨研究所?
 最近伊予市役所双海地域事務所の前の辺りにある元学習塾のあった場所で、何やら工事が始まっていて、「何が出来るのだろう?」と気になっていました。近所の古民家を取り壊した時貰ったという廃材や板戸障子を組み合わせて作業をしているようでしたが、失礼ながら最初はまるでお化け屋敷のようでした。

 内装工事を手掛ける店主の一柳満さん夫婦はその前に、清流橋のたもとに三津浜焼き(お好み焼き」店を開業していて、その折も店の改装は全て自分がしたようです。今回新しく造っているお店へお好み焼き店も同時に移転し併せて居酒屋も開くようでした。今日松山へ行った帰り道お店の前を通ったので、許しを得て中に入りご夫妻に案内してもらいました。

 お店の内装は既に出来上がり、先週開店したようでした。お店の入口外壁を見上げると「愛媛鴨研究所」?という大きな看板がうちつけていました。古民家風にアレンジした室内は想像以上の出来栄えで「金をかけず知恵と汗を出して造ったアイディア」がいっぱいで、まるで玄人はだしの出来栄えでした。

 私も家の横に亡くなった親父と2人で囲炉裏のある私設公民館「煙会所」、それに倉庫を改造した海の資料館「海舟館」を手造りした経験があるので、その苦労は想像できますが、一柳さんの夢と腕の一端を垣間見ました。最近双海町にデカムラさんのお店や、宿泊施設など相次いでオープンし、双海町が俄然面白くなってきました。鴨のお店に「か・も・ん」です。

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