〇不思議な格好をした小動物
私たちの身の回りには私たちの知らない小動物や小植物が沢山それなりの生き方をしています。ふと足元を見るとテレビ小説「らんまん」の主人公牧野万太郎のように、その不思議さに思わず座り込んで見とれてしまうのです。
昨日庭の茂みに一匹の「ナナフシ」という小動物を見つけました。最初見つけた時は「小枝」と見まがう程でした。よーく見ると動いているので虫だと気がつきました。「ナナフシ」という名前ながら7つも節はありませんが、節が多いのでその名がついたようです、
「ナナフシ」は何のためにこの世に生まれたのか、親や子の姿はと思うものの凡人の私には知る由もありませんが、生まれるべくして生まれたに違いありません。若し人の暮らしに都合が悪いと「害虫」のレッテルを張られ、農薬などで駆除されるのでしょうが、こんな虫たちと一緒にこの地球上で同時期に、命をつないで生きている私も、害人なのか益人なのか?、分らぬまま78年生きてきました。
「ナナフシと 言う名の奇妙な 枝切れに 似た虫見つけ 座り込んで見る」
「この虫は 害虫だろうか 益虫か? この世に生まれ 命ながらえ」
「ナナフシは 名前の通り ナナ不思議 凡人私 知る由もなし」
「さてどっち 私は益人 外人どっち? ナナフシ聞いたが モノも言わずに」