人間牧場

〇秋の風情

収穫した秋の味覚シイタケ

 わが家は上灘川に沿った谷あいにあるため、一番お日様の温もりが欲しい秋分の頃から春分の頃まで、一日中全く陽が当たらないのです。強い紫外線は物を劣化させ様々な悪戯をするので、それがないだけいいとポジティブに考えて暮らしています。


秋の夕日に照らされた町のシンボル本尊山

それでもわが家から見える、町のシンボル本尊山はこの頃になると、ハゼやクヌギなどが色づき借景ながら秋の色に染まり、特に夕暮れ時になると夕日が山全体を照らし、午後5時の時報を告げるミュージックサイレンの「♭秋の夕日に照る山モミジ~♯」が聴こえると、思わず歌を口ずさみながら山を見るのです。

わが家の入口の枝垂れモミジも綺麗に紅葉しました

 わが家の入口には畳4畳半ほどもあるような、大きく枝葉を広げた枝垂れモミジが植えられています。私が教育委員会に勤めていたころ、島根県大根島から売りに来たおばちゃんから千円で買った苗木ですが、手入のよろしきと場所を得て、40年余りの年月を経てこんなに立派に育ちました。今が見頃です。

「秋分が 過ぎて春分 半年も 日当たりのない 場所に暮らして」
「シンボルの 本尊山に 夕日映え まるで赤富士 わが家の借景」
「五時に鳴る ミュージックサイレン 口合わせ 秋の夕日に~」
「若い頃 千円で買った 苗木だが 40年経ち 立派に育つ」

[ この記事をシェアする ]