〇子ども体験塾秋のハイキング(その2)
山吹御前を笹船に寝かせて運んだという伝説のある急で険しい曳坂を、縦一列になって小学一年生の歩幅ペースでゆっくり歩き、やっとの思いで「左中山、右サカ道」と書かれた道しるべまでたどり着きました。付近は只今四国縦貫道の4車線化工事の真っ最中で、時折資材を積んだ大型トラックが出入りをしていました。山道と言えど気の抜けないコースです。
そのうち高速道路にかかる陸橋に差し掛かり橋の欄干から下の様子をみんなで見ました。突然マイピアに乗ったおじさんに出会いました。東峰の高岡彦一さんでした。「お元気ですか」と声をかけると、マスクをしていたので最初はキョトンとしていましたが、「若松です」と言うと、「おお、役場に勤めていた若松の進ちゃんかい。懐かしいのう」と握手を求められました。彦一さんも歳をとり、勿論私も歳をとりました。懐かしい出会いでした。
高速道路をまたぐ陸橋から4車線化の工事の様子や忙しく行き交う車の姿を見た後、東京スカイツリーと同じ高さム(6)サ(3)シ(4)(634m)の明神山を横目に見ながらおきよの池に出て説明ののち、東峰集会所に入りお弁当を食べました。この日はおにぎり一個を自分で作って持って来るよう子供たちに支持をしていましたが、しっかりと約束を守って弁当を持って来ていました。残念ながらかく言う私は弁当を自分で作らず愛妻弁当でした。
食事が終わった後、みんなでレクリエーションをして楽しみました。東峰の集会所の床の間上に、かつて私たちが目標にしていた「双海町民憲章」が今もしっかりと掲げられていて、懐かしさ一入でした。この東峰公民館へも40年前公民館主事をしていたころは公民館学級などで足繁く通ってものです。
「ハイキング 空は青空 山紅葉 ワイワイガヤガヤ お喋り楽しい」
「山の上 高速道路が 走ってる 4車線化の 工事も高見」
「懐かしい マイピア乗った 人出会う 何年ぶりか お互い歳とる」
「愛妻の? 作ってくれた 日の丸の 弁当美味しく いただきました」