〇黄色いつわぶきの花が咲き始めました
私の住んでいる双海町は、瀬戸内海・伊予灘に面しています。ゆえに町内のあちこちに水仙とつわぶきが自生していて、文化の日前後のこの時期になるとつわぶきの黄色い可憐な花が咲き、秋の深まりを告げています。
つわぶきは春になると綿毛を被った新芽が親株から出てくるので、引き抜いて皮を剥ぎ、水やお湯であく抜きをした後煮つけにして食べますが、ほろ苦い味はこの歳になると嗜好にあって、年に4~5度は人間牧場に出かけ、佃煮にして食べる山蕗とともに山菜として楽しんでいます。
夏の間葉っぱが枯れて見えなかった水仙も、濃い緑の葉っぱが出始め、まだ秋真っ盛りだというのに植物は、早くも春を迎える準備をしています。わが家から見える借景の本尊山周辺も、ハゼモミジが赤く色づき、クヌギも黄色く色づき始めました。やがて寒い北西の季節風が吹く、束の間の穏やかな日々です。
「町内の そこここ自生 ツワブキの 黄色い花が 可憐に咲いて」
「ツワブキと 水仙菜の花 花暦 四季を通じて 花が彩り」
「ツワブキの 親株見れば 新芽見え しっかりバトン 受け継ぐように」