人間牧場

〇石のエンゼルフィッシュ
長男息子が懇意にしている隣町の石材店から、端材で作ったと思われる石で彫った小さな魚を貰ってきました。自分の子どもたちが喜ぶと思ったようですが、孫たちは余り興味を示しませんでした。興味を示したのは私で、「お父さんにくれや」と言って貰いました。息子の顔は「また父さんの物好きが始まった」と言わんばかりでした。

石彫りのエンゼルフィッシュと卵石

 私は水産高校漁業科卒の元漁師です。漁師を辞めて50年以上が経っていても、海には関心があり、家の敷地内には親父と2人で海の資料館を造るほどの凝りようで、このエンゼフィッシュに似た魚の石彫と卵型の石を愛しく思いました。さて何処へ置こうか?、思案した挙句海の資料館内の海松(黒珊瑚)の根元に置いてみました。

海松(黒珊瑚)の前に飾ると中々いけて見えます

 「おっ、中々いいぞ!!」と自己満足の手合いでした。この魚は生きているように見えても餌をやる必要もないのです。私が長年愛して止まない夕日もまたメンテナンスのためペンキを塗らなくても済むように・・・・。また小さなお宝、楽しくも小さな物語が増えました。ラッキーです。

「わが息子 懇意にしている 石屋から エンゼルフィッシュ 彫り物貰う」
「『父さんに くれや』と言って 貰い受け 資料館内 早速展示」
「また一つ 小さな展示 物語 年甲斐もなく ささやか喜び」
「面白き こともなき世を 面白く その気になれば 楽しさいっぱい」

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