〇初めて無人運転バスに乗りました(その2)
私は間もなく78歳になります。歳をとると高齢者はおとなしく暮らすのが世の常でしょうが、私は「今やれる青春」をモットーに、未だに好奇心旺盛で、盛んに動き回っています。
昨日も双海町で始まっている無人運転バスに乗りました。まだまだ実証実験の域を超えていないため、オペレーターが同乗し補助作業をしていて、快適とまではいえませんでしたが、それでも運転者のいない無人バスが走るなんて、まるで夢のような時代が近づきつつあるようです。
バスには始発のJR上灘駅で乗車したと思われる3人の男性が乗っていました。私を見た乗客「双海町に住む人ですか?」。私「はいこの近くに住んでいます」。乗客「双海町にはまちづくりをしている若松進一さんと言われる方がおられますがご存じですか?」。私「私が若松進一です」。乗客「えっ?ご本人?、顔にマスクをしているので分かりませんでしたが、当の本人とは驚きました」と話され、その後会話は長々と続きました。
乗客「私は何度かあなたのお話を聞いたことがあります。夕日や菜の花にまつわる面白いお話は今も忘れられません」。私「その節は・・・」。乗客「お名刺をいただけませんか」。 私「あいにく名刺を持って来るのを忘れまして」。「乗客「私の名刺を差し上げますので今後ともよろしく」でした。降って湧いた予期せぬ会話で車内はオペレーターを巻き込んで賑やかでした。
「驚いた『若松さんを 知ってます?』 いきなり乗客 私に声かけ」
「私です おこがましくも 名乗り出る 乗客・私 大いに驚く」
「マスクして 帽子を被ると 不審者に 見間違えられ そうが一転」
「1時間 車内の会話 盛り上がる バスの話題は そっちのけにて」