〇もしもピアノが弾けたなら
この2~3日何を思ったのか、中3の孫希心が私の書斎に置いているピアノを弾き始めました。多分気分転換のつもりで弾いているのだろうと思っていましたが、ピアノの鍵盤全てに、何やら「ドレミファソラシド」と書いたテープを張り付けて弾いているようでした。
このピアノは長女娘が小さいころ、ピアノを習っていた時に使っていたものです。お嫁に行く時持たせるつもりでしたが、マンション住まいには不必要だったので、その後も私の書斎に眠ったままで、処分をしたいと思いつつ、また邪魔だと思いつつ今日まで居座り続けているのです。
私も家に誰もいない時を選んで時々弾いていますが、何曲か弾けるものの上達もせず遊び半分といったところです。西田敏行が歌って大ヒットした「もしもピアノが弾けたなら」の歌詞そのままの気持ちを持っていますが、多分思いだけで一生を終わりそうです。
孫希心のピアノ弾きもまだぎこちなく、お遊びの域を抜け出しませんが、夏蝉の鳴く音とともに、ピアノの音色が聞こえる長閑なひと時に、少し癒された様な気がし、私も昨日はソ~ッと弾いてみました。
「悪戯の つもりで中3 孫ピアノ この2~3日 何を思うか」
「もしもだが ピアノが弾けたら いいだろな 残念ながら 私は弾けない」
「蝉の声 一緒にピアノ 音響く 幸せ気分 夏昼下がり」
「わが娘 忘れて書斎 片隅に 置いてけぼりの ピアノ寂しく」