〇旧友の口利き
今回の長崎県大村市での講演依頼は、旧友で元長崎県香焼町に住む草杜の会事務局長の武次寛さんの口利きでした。武次さん、長崎県教委、長崎市教委と次々つないで、やっと主催者である長崎県社会教育主事等連額協議会からの依頼にたどり着きました。その後担当者である市教委の平さんと文章やメールで打ち合わせを行いましたが、打ち合わせの電話やメールがある度に、中止や延期の知らせかもと、びくびくの連続でしたが、幸い強行の運びとなりました。
さて長崎へのルートは特急しおかぜと新幹線、特急かもめを使う岡山ルート、松山観光港から高速船で広島に出て新幹線、特急かもめを使う広島ルート、三津浜から防予フェリーで柳井に出て新幹線と特急かもめを使う山口ルート、松山観光港から小倉フェリーで小倉に出て、特急フェニックスと特急かもめを使うルートが考えられましたが、どちらも一長一短あり、とりあえずスケジュールの関係で往路は岡山を経由し、博多で前泊し当日は会場となる大村市に9時57分に到着する便を選びました。
会場は長崎県教育センターのある大村市でした。諫早で乗り換え、シーサイドライナーで大村駅に着くと、会長さんや担当者3人が駅まで出迎えてくれました。何年か前教育センターに来たことを思い出しながら、皆さんと名刺交換や打ち合わせを行った後、大村空港が近くに見える和風レストランで昼食をいただきました。郷土の名物である大村寿司という押し寿司は絶品でした。さあ13時10分から講演です。スタンスを広めに取った会議場で、前もって送っておいたUSBメモリーをスクリーンに映し90分間一気にお話ししました。
講演が終わると直ぐに大村駅まで送ってもらい、元来たルートを博多まで帰りましたが、さてどうする?と帰りのルートを考えました。来た岡山ルートを帰っても松山駅にたどり着くのは夜の12時近くになるので、松山駅から先の便がなく、とっさの判断で2番乗り場に移動して、特急フェニックスに飛び乗り、小倉を目指しました。結局小倉フェリーを使うことにしました。この便は小倉港発21時55分なので、少し余った時間を利用して小倉祇園太鼓の音に誘われて、史跡小倉城の散策を試みました。
荷物をコインロッカーに預け身軽になったとはいえ、さすがに夕暮れ時の小倉は暑く、すっかり大汗をかきましたが、思い出に残る散策となりました。お城天守閣や庭園は既に閉まっていて見学はできませんでしたが、お城の前に設置されている剣聖宮本武蔵ゆかりのあれこれを興味深く見ることが出来ました。小倉では今週末名高い小倉祇園太鼓の市を挙げてのイベントが開かれるそうで、市内のあちこちでは太鼓や囃子の練習の音が沢山聞こえ、練習の姿も見ることが出来ました。
「旧友の 口利きご縁 長崎へ 講演旅行 久々県外」
「行く時は 岡山経由特急と 新幹線 乗り継ぎ博多 前泊出向く」
「大村に 行ったらお寿司 食べてこい 仲間に言われ 相伴預かる」
「それなりに 講演終えて 帰路に就く とっさの判断 復路はフェリー」