〇魚偏に春と書いて「鰆」と言う
毎年この季節になると、タケノコにメバル、桜の咲く頃産卵にやって来る桜鯛、魚偏に春と書くサワラなどなど、海の町ならではの旬の魚の話題があちこちでよく聞こえるようになります。先日も新鮮なスズキを漁師さんから貰い、刺身や奉書焼きにしてその味を堪能したばかりですが、今度は昨日息子の同級生の漁師さんが大きなサワラを一本持って来てくれました。
サワラは少ない内臓と尻尾、それにエラなど、取り除く部位が少ないため一番料理のしやすい魚で、あっという間に3枚におろし、若嫁家族用とわが家族用の半分に分け、早速パレットにサランラップをかけ、それぞれの冷蔵庫に収めました。昨晩の夕食食卓には両家とも美味しいサワラの刺身が並び、みんなで感謝しながら春の味を美味しくいただきました。
前日は春霞と思えるような、かなり強い黄砂が日本列島に降り注ぎ、ただでさえ新型コロナの影響で暗い世相に追い打ちをかけるような、暗い雰囲気の一日でしたが、昨日はその黄砂も消え、春らしい穏やかで暖かい天気に恵まれ、前日陰干しにしていたワカメもすっかり乾燥し、取り入れることができました。今日にでも湿気が来ないよう保存したいと思っています。
「魚偏 春加えれば 今が旬 鰆が届き 早速調理」
「昨晩は 夕餉の膳に サワラのる 刺身に煮つけ 加えてワカメ」
「ああ美味い こんな贅沢 ありゃしない 田舎に住んで よかった実感」
「干しワカメ 春の陽気で 干し上がり 自給できる これも幸せ」