人間牧場

〇里芋の美味しい季節になりました

四国では朝晩少し肌寒さを感じるようになったものの、日中戸外で農作業をすると汗ばむほどの陽気ですが、そろそろ全国各地から紅葉の便りが届き始めました。この時期になると芋炊きが食べたくなります。芋の代表はサツマイモと里芋ですが、今年は夏場の約1ヶ月間全く雨が降らず渇水で、水を好む里芋を作るのには難儀をしました。農業用の井戸も底水が枯れかけ、清水を集めて谷灌水をしたり、スイカの下に敷いていたワラを根元に敷き戻してて急場をしのぎました。

里芋洗い

 お陰様にて何とか夏を乗り越え、枯れかけた葉っぱも元気を取り戻しました。昨日初めて里芋を掘ってみましたが、それなりに親芋の周りに子芋がついていて、3クロ掘りましたが、わが家、若嫁、知人の3軒分を収穫しました。土や細根を丁寧に取りアルミのバケツに入れて水を張り、自分が見様見真似で作ったX状の芋洗い棒をつっ込んで左右に回し洗いしました。

 この方法を芋ごりと言います、洗い棒でかき混ぜると洗い棒は勿論芋と芋がこすれ合って共磨きをするのです。掘りたての里芋の表皮は柔らかいので、あっという間に綺麗な艶やかな里芋の白い姿となりました。わが家の今晩の夕食は里芋を使った芋炊きのようで楽しみです。

「渇水の 夏場を過ぎて 里芋は 努力の甲斐あり それなり育つ」

「自作芋 堀上げバケツ 芋と水 芋洗い棒で  しっかりかき混ぜ」

「里芋の 茶色い皮が 擦り合い あっという間に 白い柔肌」

「今晩は 芋炊きですと 妻予告 初物ゆえに 味が楽しみ」 

 

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