〇北国は早くも紅葉の季節
最近の台風はまるで流行りのコロナと同じように、今までの常識が当てにならなくなりました。台風は日本からはるか遠い南の海で発生します。暖かい海水温を温床に北上するにつれて発達し、日本に近づくとスピードを上げ、進路を北から東に寄りに変えて進むのです。
しかし今回の台風14号は、日本に近づいてもノロノロと進み、しかも東寄りからむしろ南下するのでは?と思うほどでした。行方の定まらなかった大きな予報円が小さくなったものの、四国直撃と思いきや急に進路を東に取り、まるで敵前逃亡するかのように、私たちの地域では雨も殆ど降らず、吹き戻しの風さえもまったく吹きませんでした。
しかし伊豆諸島では降り始めからの降水量が500㎜を超え、気象庁から特別警報が出されました。三宅島や神津島などは知人友人もいて水害に遭わないよう祈っています。そんな中北海道の友人から便りが届きました。北海道は日本で一番早く紅葉が始まります。かつて若い頃、10月中旬愛媛県青年国内研修に参加した折、足寄町のオンネトー青年の家に泊まりました。
その折見たオンネトー湖の美しい紅葉は、あれから50年経った今も忘れることはできません。オンネトー湖に映る雄阿寒岳や雌阿寒岳も素晴らしく、その後何度か交流で訪ねましたが、友人からの絵葉書を見てもう一度訪ねたいと思い始めました。
「最近は セオリー無視の 台風が 迷走してて 予想外れる」
「北海道 早くも紅葉 始まって 綺麗ですよと ハガキが届く」
「50年 前に訪ねた オンネトー 雄阿寒雌阿寒 今も忘れじ」
「もう一度 あの紅葉を 見て見たい コロナのせいで 行くに行かれず」