〇みかんの花の咲く頃
この時期になると、何処からともなくみかんの花の甘い匂いがプーンと漂ってきます。「ああもうそんな時期か!!」と、先日5月5日に立夏となり、暦の上では初夏となっていることを実感しつつ、老いつつあるわが身ゆえでしょうか、1年の過ぎる速度の速さに驚きながら暮らしています。
甘夏柑の果実は収獲して倉庫に保存しておくと、腐って食べられなくなるのですが、樹上にならせて保存する方法だと、果実は腐ることもなく夏を迎えますし、果肉を食べた後の果皮は薄皮を削り落としてマーマレードにするとこれまた絶品で、パンに塗ってよく食べます。甘夏柑を剥いで自家製の蜂蜜をかけ、冷蔵庫で冷やして食べるのも一趣です。
昨日は久しぶりに手持ちのハーモニカで、「みかんの花咲く丘」という歌を吹いてみました。日中は私独り在宅だったので、誰はばかることもなく吹きました。「♭みかんの花が咲いている 思い出の道 丘の道 はるかに見える青い海 お船が遠く霞んでる♯」。ああ長閑なりきかわがふるさと。わが人生。
「わが果樹園 果実と花が 同居する 香りと味を 存分楽しむ」
「樹上にて 保存をすれば 腐らずに 夏までずっと 西国ゆえに」
「皮を剥ぎ 蜂蜜かけて 冷蔵庫 冷やして食べる 最高贅沢」
「ハーモニカ 独り在宅 いいことに はばかることなく 下手糞披露」