〇稲藁の確保
このところ私たちの地方でも、早生系の稲を栽培するようになって5月連休田植え、9月初旬稲刈りというパターンがすっかり定着をしてきました。今年は台風の影響で稲刈りが始まる頃に長雨が続き、農家の人は稲が刈れないとぼやき、気を揉んでいましたが、ここに来て好天が続き、天気予報を気にしながら稲刈りが随分進んでいるようで、昨日は早くも親友西岡さんからつきたての新米が一袋届き、今日あたり新米の美味しいご飯が食べれるものと期待をしています。
最近はコンバインの普及で稲刈りもすっかり楽で早く、腰をかがめて稲を刈った昔の姿を懐かしく思いますが、コンバインは刈った稲穂からモミを落とし、稲藁は瞬時同時にカッターで切られ、土に返されるのです。家庭菜園をやっていると稲藁や籾殻は野菜作りに欠かせない必需品なので、籾殻は直売所などで買い求めることができますが、稲藁は農家に頼まないと手に入らないため、毎年わが家の直ぐ下の田圃の持ち主にお願いして確保しています。一昨日下の田圃の稲刈りが終ったようで、奥さんが稲藁を取りに来るよう連絡をしてくれました。
早速ビニール紐を持って出かけて行きました。カッターで切らずに残してもらった稲藁を寄せ集めて幾つかの束にし、近いけれどまだ乾燥が充分でないため重いので、軽四トラックの荷台に積んで持ち帰りました。このまま倉庫に終うとカビが生えて腐るので、畑の隅にビニールシートを敷いて藁束を立てて乾燥することにしました。昨日は風も適当にそよそよと吹いて、絶好の日和だったのでかなり乾いたようですが、水・木曜日と雨予報なので、それまでに何とか粗方乾かせたたのち、倉庫に終いたいと思っています。
今年の夏は初めて本格的に小玉スイカを作りました。草対策として黒いマルチを敷き、その上に稲藁を敷いた結果は上々で、3本の株から40個ものスイカを収穫することができました。それもこれも稲藁のお蔭です。昨日確保した稲藁は倉庫の中で来年の5月まで長い眠りにつきますが、ネズミの温床にならぬよう気をつけて保管しなければなりません。来年のスイカ作付けが益々楽しくなりそうです。こんなことに一喜一憂する老い始めた自分の姿に、思わずハッと気付きました。来年も夏を元気で迎えられますように・・・。馬鹿だなあ!!。
「最近は 稲藁その場 カッターで 切られ畑に 戻され土に」
「お願いを していた稲藁 束にして 畑の隅に 立てかけ乾燥」
「半年間 倉庫の隅に 保管する 来年スイカ これを敷き藁」
「来年も スイカ作ろう しょうもない 思い巡らせ 夏から秋へ」