〇通学合宿夕焼け村
今年で16回目を迎える通学合宿夕焼け村が、潮風ふれあいの館で日曜日から始まりました。初日は秋雨前線の影響であいにく雨のスタートだったため、初日に予定していた私の夕日の話は、昨日に順延してもらいました。昨日は雨も上がってまずまずの天気だったため綺麗な夕日は望まなかったものの、まあそれなりの夕日に子ども対も満足の手合いでした。
夕日の話は毎年私の担当です。昨日は夏休み明けで子どもたちの学校行事もかなりスケジュールが詰まっているようで、学校から宿泊所入りしたのは午後5時半頃でした。子ども立ちは急いで着替え、ご飯を炊いたり昨日の献立であるロコモコ丼を作ったり、かなりタイトなスケジュールをこなしていました。昨日の日没は午後5時28分なので、食事準備を途中で中断し、午後5時15分に館の前の広場に集まり、長い電柱ベントに腰掛けさせました。
私は「双海町の夕日のことだったら若松に聞け!!」と言われるようになりたいと思って、「夕日の質問箱」という50の設問を作っていますが、昨日はその中から思いつくまま10ほどの設問を用意して30分弱の短い時間でしたが子どもたちに話してやりました。子どもたちもそれなりに絡んで、最期はハーモニカを吹いて締めました。子どもたちの双海町という自分の住んでいるふるさとを意識させることは、とても大切な夕焼け村の目標の一つです。
子ども教室の実行委員長を長年務めている私は常々、ふるさと教育の必要性を説いています。子ども体験塾も、子どもおもしろ大作戦も、勿論夕焼け村もその一環です。昨日は嬉しいことに高校生や中学生のジュニアリーダーも沢山集まってくれ、また婦人会の皆さんが料理指導や準備万端をしてくれました。また中尾先生や冨田さん、大学生のボランティアも加わり大人数でとても活気がありました。
一週間親元を離れ、学校と宿泊所を往復するプログラムは、格好の親離れ子離れのチャンスでもあるのです。家庭教育の基本は子どもが親に寄りかかることを不必要にする教育です。過保護とも思える、また物の豊かさの中で育っている親と子が距離を置いて、目に見えない形でその存在感を確かめることは大きな意味があるのです。たった一週間ですが子どもたちは必ずや大きく成長することでしょう。
「今年も 通学合宿 始まった 家庭離れて 親子に距離を」
「今年も 秋雨晴れ間 ちょい見つけ 夕日の話 私の担当」
「親離れ 子離れさせる 作戦は みんなの協力 あるからできる」
「ロコモコ丼 ハンバーグの上 目玉焼き 乗せてタレかけ 中々メニュー」