〇蜜蜂を食べるスズメバチ
夏から秋に変わるこの時期になると、どこからともなく大スズメバチや黄色スズメバチがやって来て、蜜蜂の巣箱の前に陣取り、蜜蜂を空中で抱かかえるようにゲットして食べるのです。その行動は素早くあっという間で、スズメバチは蜜蜂の天敵なのです。家の裏に置いている巣箱の入り口は、私たち夫婦のダイニングからよく見えるので、蜜蜂に比べればかなり図体の大きいスズメバチがやって来ると一目瞭然で、直ぐに虫取り網を持って急いで巣箱に近づき、虫網で生け捕りにするのです。
生け捕りにしたスズメバチは可哀想な感じもしますが、養蜂をしている人間にとっては招かざる客なので、刺されないよう注意をして足で踏み潰して殺すのです。家の裏には入居している巣箱がまだ4箱残っていて、スズメバチたちはこの4つの箱を渡り飛びながら、餌となる蜜蜂を捕食して食べていますが、友人はバトミントンのラケットで、ハエ叩きのように叩き落すのだそうです。またある友人はペットボトルで、入れば外に出られないような地獄を作り、撃退しているようです。
さて地獄の中に入れる誘引液体の作り方を知人から教わりました、調合割合はお酒1.8ℓ、酢600cc、砂糖750gだそうです。私も一昨年一度だけ作って試してみましたが、地獄の作り方が悪かったのか、液体の作り方が悪かったのか、余り効果は上がらなかったので、直接捕獲する方法で撃退しています。今年はもう既に50匹以上捕獲して殺傷処分をしましたが、これも蜂蜜を集めてくれる蜜蜂への恩返しだと思ってやっています。昨日は蜂蜜を採った後の蜂の巣をナイロン袋に入れて外に置いたところ、どこからともなく沢山の蜜蜂が集まってきて、残った蜂蜜を群がって食べていました。私の養蜂も今年は後一箱を残し16升と予想以上の成果を収めました。採蜜後も今年は残存率が高く、いつになく気持ちの良い秋を迎えています。
「蜜蜂の 巣箱の目に 陣取って 空中捕獲 上手いもんだね」
「スズメバチ 百害あって 一利なし 私身勝手 殺傷処分」
「スズメバチ 虫取り網で 捕獲して 刺されないよう 殺傷処分」
「スズメバチ どこで暮らして いるのやら 秋口なると どこからともなく」