〇東京での交流会
私は講演や会議があってたまに東京へ出かけても、空港から目的地、目的地での所用が終れば空港と、東京に限っては余りあちらこちらへ出かけない性分ですが、今回は地域活性化センターへ出向している県職員の前神さんの計らいで、一日目の夜都内の居酒屋での交流会に望みました。東京駅八重洲北口大丸前で待ち合わせした前神さんと同行した前田さんと3人で近くの居酒屋へ到着したのは、羽田空港から直行しても午後8時近くになっていました。12~13人のこじんまりした宴席でしたが、殆どの人とは名前と顔が多少一致しないものの、顔馴染みの人が多く嬉しい出会いでした。
またこの日は通産省から愛媛県に出向していた金融庁の川上さんもにも来てもらい、嬉しい再開となりました。飲むほどに酔うほどに楽しい地域づくり談義に花を咲かせましたが、集まった人の殆どは全国の地方出身者なので、役目を終えて古巣に帰った後の交流が楽しみです。私は酒が飲めないためホット緑茶やウーロン茶でお茶を濁しましたが、東京で暮らしていても酒が入るとふるさとの言葉が飛び交い、「人はいつまでもふるさとを身につけている」ものだと納得しました。交流会には私と前田さんを含めて5人も愛媛県人がいるので、まるで県人会のようでした。
私たちと入れ替わりで、今日から地域おこし協力隊の冨田さんや松本さんが、移住促進フェアーのため東京へ行くようです。昔はお江戸へ行く機会もそんなに多くはなく、つい身構えて出かけたものですが、私などはお洒落をしないし、土産を買うこともないので、今回も木になるカバン一つの気楽極まりない上京でした。多分冨田さんや松本さんたちも肩肘張らない馴れた旅をすることでしょう。前日県公連の専門委員会があり出席しましたが、公民館の現場では全国大会や中四国大会などへの参加が、財政難を理由にどんどん削られて参加出席できないという報告がありました。地域づくりの現場ではまだそこまで深刻ではないようですが、日本の中心東京でしか出会えない人や、体験できないこともいっぱいあるようです。
「居酒屋で 訛懐かし 交流会 顔と名前が 一致せず難儀」
「財政難 理由にどんどん 旅費削る 行政どこか 可笑しい方向」
「お江戸しか 出会えぬ人と 事がある 私なんぞは 最大限に」
「酒飲めぬ ゆえにホットな お茶飲んで ホットな話 ホッと一息」