〇何と贅沢な丹波黒豆の枝豆
伊予市三谷に住んでいる親友の水口マリ子さんから電話が入り、「丹波黒豆の枝豆が食べごろになったので、剪定はさみを持ち、長靴を履いて軽四トラックで取りに来ませんか!!」とお誘いがありました。例年のことなので、もうそろそろと手ぐすねを引いていたので、「明日の朝一番で行きます」と何はさて置き返事をしてしまいました。水口さんのお家は稲の苗を主体にした苗屋さんで、野菜の苗も製造販売しているので、春4月の20日ころ夏野菜の苗を、10月10日ごろ冬野菜の苗を大量にいただくばかりか、正月前にはおせちに入れる黒豆の煮つけまで届いて、野菜を中心としたわが家の食生活の、屋台骨を支えてくれているのです。
そしてお祭り前のこの時期になると、何と贅沢な丹波黒豆の枝豆をいただくのです。8時に自宅を出て8時30分に水口種苗店の事務所に到着しました。まり子さんにいつもと変わらぬ笑顔で迎えていただき、早速マリ子さんを助手席に乗せ、田圃の中の道を走って、JR予讃線近くの黒豆畑へ到着しました。
「さあお好きなだけ鋏で摘み取って下さい」といい、田圃に入って大きく成長した茎の根元を切りましたが、茎が太過ぎて尋常な力では中々切れませんでした。それでも二人で10分ばかり会話を交わしながら切り取った枝豆を、トラックの荷台に積み込み、荷縄をかけて一件落着です。
マリ子さんを事務所の前で降ろし、裏道を通って国道に出て自宅に帰ってきましたが、さあそれからが大変です、近所や親類、知人友人に当たりかまわず配って回りました。その数有に20人ほどでした。うっかりわが家の分を忘れるほどでしたが、それから昼まで茎から枝豆のさやをむしり取る作業をしました。
昨晩はまちづくり学校双海人の例会が地域事務所であって、帰宅は9時30分を過ぎていましたが、妻は私のむしり取った枝豆を茹でてくれていて、夕食と一緒に食べましたが、久しぶりに美味しい枝豆を食べました。
今日は朝から差し上げた人に出会う度、「昨日貰った黒豆の枝豆は飛び切り美味しかった。ありがとう」とお礼を言ってもらいました。まるで自分が作ったように嬉しくなりましたが、大豆は畑の牛肉といわれるほどタンパク質の多いヘルシーな食べ物です。昨日茎からちぎった枝豆を妻は、小袋に入れて冷凍庫に入れたようだし、残りの枝豆を明日当たりまた食べさせてくれることでしょう。
マリ子さんは別れ際、もう一回取りにおいでと誘ってくれました。聞けばマリ子さんの家では丹波黒豆を1ht以上も栽培しているそうです。いやはや驚きでした。この美味しい枝豆を肴にビールが飲めたら、さぞ美味しかろうに・・・・・。
「あの丹波 黒豆何と 枝豆に して食べるとは すごく贅沢」
「その昔 殆ど毎日 呑んでいた ビール今では 枝豆見ても」
「ああ美味い 今頃友は ビール当て 枝豆食べつ ほろ酔い機嫌」
「枝豆は 地上植物 ゆえ湯から 湯がいて食べる 聞いて納得」