〇朝のラジオ体操
夏休みに入り、過疎の町とはいいながら朝から夕方まで、セミの声と一緒に子どもの歓声が聴こえるようになりました。わが家の2人の孫たちは、近所の上灘保育園に通っているため、基本的には夏休みは殆どないのですが、孫たちは早朝6時30分から、近所の空き地に子どもたちが集まってラジオ体操をしているので、母親が貰ってきたスタンプカードを首にぶら提げて、眠い目をこすりながらラジオ体操に出かけているようです。
どんな手合いでラジオ体操をしているのだろうと、今朝は散歩がてら孫と一緒に行って見ました。年長と思しき隣の子どもが持参した携帯ラジオのスイッチを入れると、懐かしいラジオ体操の歌が流れてきました。ラジオ体操は夏休みになると今も全国を巡回しているようでした。ラジオ体操は第1と第2がありますが、特に第2は体操の仕方は様になっておらず、体操というよりは軟弱踊りといった感じでした。
体操が終ると昔は班長さんの印を押していましたが、今はスタンプでした。それでも子どもたちはスタンプが増えて行くのが楽しみなようで、一列に並んで押してもらい、三々五々引き上げて行きました。朝起きとラジオ体操参加は、40日もある長い夏休みのある子どもたちにとって、とてもいい習慣だと思うのですが、体操の仕方を誰かが少し教えてやった方がいいと思うのも、年寄りの冷や水でしょうか。
小学生は夏休みですが、わが家の孫たちは体操から帰ると急いで朝食を済ませ、歯磨きをして身支度を整え、保育園へ向かいます。夏のこの頃は保育園の運動場に設えた小さなプールで、毎日のように水泳ならぬ水遊びを楽しみます。そのため夏だというのに夏風邪を引き、鼻水を垂らしています。「腕白でもいい、逞しく育って欲しい」は昔の話で、今はどこもかしこも冷房が効いて、少し外で過ごすと直ぐに熱中症になったり、下痢をしたりするひ弱な子どもになっています。もっと逞しく育ててやりたいと思うのですが・・・・。
「6時半 カードぶら提げ 孫たちは ラジオ体操 1・2・3と」
「体操と 言うよりまるで 踊りかな どこかで誰か 教えてやらねば」
「冷房の 効いた暮らしで 軟弱に なった孫たち 直ぐに咳・熱」
「えっ、今も ずっと続いて いる体操 ラジオを前に みんな並んで