人間牧場

〇道後温泉祭り

 私が愛媛県青年団連合会の課長をしていた若い頃、東京の日本青年館で開かれた、全国青年問題研修会に他の30人の青年を連れて行った折、自己紹介で「愛媛県」と言えば「愛知県に間違われ、「松山」と言えば埼玉県東松山と間違われたものでした。仕方がないので「道後温泉の近くです」といえば、殆どの人が「いい所」とか、「夏目漱石の坊ちゃんなど有名な」と言葉が繋がりました。「愛媛県」より「松山」より、「道後温泉」は当時から、ひょっとしたら今でも有名な存在のようなのです。

浴衣法被の孫尚樹
浴衣法被の孫尚樹

 自分の町を紹介するのに、そんな有名な「道後温泉」をこれまで随分枕詞に使かわさせてもらいましたが、いざ道後の込み入った話になると、国宝の道後温泉本館くらいなもので、まったく知る知識がないことに今頃になって気がついています。聖徳太子も時の皇族も入浴し、正岡子規や夏目漱石などの文人墨客に愛されているにもかかわらず、全国的に観光地としては三ツ星の世界だというのにこの醜態です。
 娘家族は道後温泉の近く道後緑台に住んでいますが、一昨日五歳の孫尚樹が道後温泉商店街を道後温泉祭りで踊り子となって練り踊るというので、妻に誘われノコノコと出かけて行きました。

 6時過ぎ娘のマンションに到着し、一緒に夕食をご馳走になりながら、浴衣と法被に着替える様子を見ました。いやはや子どもの浴衣に法被姿は可愛いものでした。孫尚樹はこの日のために3日間も踊りの練習に出かけたそうで、少しだけ恥ずかしそうに踊りを披露してくれました。そのうち仲間が迎えに来て出かけるので、私たち夫婦も歩いて出発地となる道後温泉時計台の下まで出かけました。
 やがて午後7時になると孫たち子ども連が先頭を切って踊り始めました。道後温泉音頭は実にゆっくりのんびりしたリズムで、商店街を寝るのに時間もかかる有様でした。

商店街を練り踊る孫たち
商店街を練り踊る孫たち

 私と妻は2時間もかかるという踊りに飽きて、途中すぐ近くの椿の湯で40分ばかり温泉を楽しみました。道後温泉の湯質は天下に名高い源泉かけ流しのお湯で、肌にしっとりまとわりつき、すっかり湯上り気分となりました。温泉を出て孫たちの後を追いましたが、いつの間には大人の沢山の連が出て、本館前で踊りが披露されていました。
 私たちは早々にお暇して家路を急ぎましたが、道後温泉祭りすら今まで一度も見たことがなかったので、孫の出演も絡んで妻は満足の手合いでした。

 

 

 

 

  「どちらから? はい愛媛県 松山の 近く言っても 愛知?埼玉?」

  「わが町は 道後温泉 すぐ近く いいとこですねと 言葉繋がる」

  「近くでも 知らないことが 多過ぎる もう少し勉強 せずばなるまい」

  「五歳孫 浴衣に法被 凛々しくて 爺婆馬鹿に なりて輪の中」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇春の花を楽しむ

 春浅いこの時期は、冬の名残り花と春早咲き花が同居して、多くの花々を楽しめる最もいい時期なのかも知れません。私たち現代人の暮らしは、食べ物にしても衣類にしても、何故か先取りをしがちです。夏の食べ物のはずのスイカが店頭に並び、初がつおは5月なのに、かつおは年中食べられる有様で、何が旬なのか、何が俳句の季語なのかまったく分らないのです。しかしそれは社会の現象であって、それらに惑わされずに、自分がその気になって身の回りを見渡せば、多少の異変はあっても自然は季節とともに動いていることに気がつき、その気になればそれらを存分に楽しむことができるのです。

椿の花散りし山道
椿の花散りし山道

 昨日人間牧場へ作業をするため出かけました。山道を通ると昨日の木々を揺すった、春の嵐で落ちたと思われる椿の花が、細い山道のあたり一面に落ちていました。私の車とすれ違った上から下りて来た私の同級生は、そのことにまったく気付かないのか、椿の花を蹴散らせてクラクションあいさつをして下って行きました。侘び寂も知らない私ですが、それでも車を路側帯に止めて、落ちた椿の花をいとおしく愛でました。椿は花が首から落ちるので、縁起が悪いと言う人もいますが決してそうではなく、花の落ちた道を歩くのも風情があっていいものです。この時期私の住んでいる地域の野山には、ヤブツバキが今を盛りとして咲いています。人知れず咲き、人知れず散るヤブツバキを愛でるのもまた一趣です。

 

 

 

 

 

 

綺麗に咲いたスモモの花
綺麗に咲いたスモモの花

 

人間牧場は梅の花が終わり、梅に変わってスモモの真っ白い花が満開に咲き誇っていました。いやあ思わず見とれてしまうほどの見事さで、家族に見せ、ブログにアップするため、早速持参したデジカメでその全容を写真に収めました。この花は意外と早く散るので、人間牧場を訪れた人しか見れませんが、もし花を見たい人はどうぞご自由にお越し下さい。
 ふと気がつくと、私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループが、活動の一環として3年前に始めた千本桜の森づくり事業の標準木として植えた、枝垂桜が花を付け、花見ができる程ではありませんが、可憐な花を咲かせていました。落ち葉を集め腐葉土を作るために作っている、囲い周辺には綺麗な黄色い菜の花も咲いて、人間牧場はただ今この上ない桃源郷といったところです。

咲き始めた枝垂桜
咲き始めた枝垂桜

 風に誘われ、花に誘われ、のんびりゆっくり春を楽しむのも風流です。冬の寒さをしのいだ種蜂も、花々の蜜を集めるため元気に飛び始めました。 ♭春が来た 春が来た どこに来た  山に来た 里に来た 野にも来た♭ 水平線の家の書棚に置いているハーモニカを取り出し、背もたれ椅子をウッドデッキに出して寝そべり、「春が来た」という歌を思いつくまま吹きました。 すると、お彼岸で墓参りに来た近所の人が、「長閑でいいですね」と声を掛けてくれました。そして「一曲リクエストしていいですか」と私に尋ね、「みかんの花咲く丘」を吹いて欲しいと頼まれました。「下手糞ですが」と前置きし吹くと、とても喜んでくれました。田舎に長閑な春がやって来ました。

 

 

 

  「春が来た 野にも山に 花が咲き 陽気誘われ ハーモニカ吹く」

  「あと何回 春の花々 見れるかな? 思えば愛し どの花見ても」

  「山道に 落ちし椿の 花見つけ 踏まないように そろりそろりと」

  「花を見て ああ綺麗だと 感動する 優しい心 俺の取り得と」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇自ら労して自ら食うは人生独立の本源なり

 車に乗ればつけたカーラジオから、部屋にいるとつけたテレビから、国会中継で予算委員会の模様が聞こえたり映し出されたりしていますが、只今の話題は何といってもTTPの問題のようです。安倍総理が渡米してオバマ大統領と交わした約束文書を盾に、聖域なき関税撤廃から国益を守ると大見得を切れば、もしその約束が守れない場合はどうするのかなどと、国益より政党益や自己益がからんで、賛成と反対の議論が戦わされています。今回のTTP問題はその中心が農業問題で、ただでさえ40パーセント以下に下がった農業の自給率や、過疎と高齢化、所得低下の渦中にある農業を、守ってゆくことは容易なことではありません。

 日本の農業問題は、日本が高度成長の波に乗って工業化の道を進み始めた頃に遡ります。田舎から工業地帯へ大量の労働力が移動し、田舎は過疎、都会は過密といった現在の構図ができ上がったのです。日本人の暮らしが豊かになり、食生活が欧米化すると米中心だった食生活が、パンや肉に変わりました。食べなくなった米余りをを解消するため、政府は減反政策という後ろ向きの農政を始め、米を作らない農家に否応なしに減反を補助金で押し付け、今もその政策は水面下で続いているのです。
 農業の現場である田舎に暮らして、農業の現実を目の当たりにすると、今に日本の農業は潰れるという危機意識を実感せざるを得ない所まで来ているようです。

 TTPは輸出入に頼る経済界が賛成し、自給率を堅持する農業団体が反対という利害関係の構図になっていますが、自由貿易か保護貿易か、中立的な私たち消費者も正直なところ見えてこない部分があって、夏の参議院議員選挙をにらんだ与野党の、冷めた駆け引きだけでは終らせたくないと思っていますが、はてさてどんな方向に進むのでしょうか。
 明治の思想家で教育者である福沢諭吉は「自ら労して自ら食うは人生独立の本源なり」という言葉を残しています。料理ならいざ知らず、食材を自ら労して確保することは容易なことではありません。私も多少の菜園を持って食材を自ら労して作っていますが、自給できているのはジャガイモとタマネギ、サツマイモ、夏野菜と冬野菜くらいなもので、リンキャベのキャベツもリンゴもその殆どを買い求め、食べて健康を維持しているのです。

 それでも私などはまだましな方で、梅酒や梅干し、蜂蜜やブルーベリー、甘夏みかんなどの山の幸に加え、海の幸であるワカメや天草なども採集して確保し、一年中その恩恵に浴しているのです。そんな自給暮らしに今度コンニャクが加わりそうです。昨日何げなくパソコンネットを動かしていると、コンニャクの作り方がヒットしました。人間牧場ができて畑の隅に植えていたコンニャクイモが大きく成長し、昨年の秋に彫り上げて倉庫にしまっていますが、そろそろコンニャク作りを楽しもうかと思い始めています。私はコンニャクが好きではなく殆ど食べませんが、妻は大好物なのです。たかがコンニャクを作ったからといって、独立の本源等と大きなことは言えませんが、それでも気持ち的にはそういう方向に向いていることは確かです。昨日近況を尋ねるため携帯電話をかけた高知県馬路村の親友木下さんも、今年から田圃を借りて米つくりに挑戦したいと、私と同じようなことを言っていました。

  「コンニャクを 作る準備を 始めたる 独立本源 進む気概で」

  「TTP 田舎者には 分からぬが 先生たちは 躍起になって」

  「春が来た 自ら労し 食うもの作る 安心安全 お裾分けする」

  「雨風に 当らず部屋で 外を見る 評論批評 ばかりを恥じる」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇高知県日高村を訪ねる(その2)

 

屋形船の船着場
屋形船の船着場

 高知県日高村は、村といいながら高知県の県庁所在地高知市に程近い所に位置する、人口五千人ほどの村です。村の中央を今ではすっかり有名になった奇跡の清流といわれる、仁淀川が蛇行して流れています。昨日は昨年の9月10日に日高村の酒蔵ホールで開かれた、高知県主催の講演会に招かれて以来の訪問でしたが、今回は妻と一緒に出かけました。
 講演は仁淀川の緩やかな景色を楽しむ屋形船が発着する船着場のある、小高い丘の上の屋外での開催となりました。私も最近は珍しい集団や場所へ招かれて講演をする機会が増えていますが、お寺の本堂や酒蔵もその一つながら、今回のように庇はあるものの、船着場での講演もまた初めてのことであり珍しい出来事でした。

 屋外の講演は天気に左右されるばかりでなく、用意されたマイクの声が外に拡散してしまうため、参加者の耳には聞きづらい難点があります。ましてや昨日は私の熱気ある話が影響したのか、途中でマイクが壊れてしまうハプニングもありましたが、まあ何とか聞き取れないほどではありませんでした。
 私は昨日珍しいこの船着場講演会を記録に留めておこうと、デジカメを持参しましたが、船着場の写真を2枚撮っただけで内臓バッテリーの電源がなくなったことを知らせる、赤い警報が点滅し、残念ながら充電もできず記録に留めることはできませんでした。担当者に帰宅後届ていたお礼のメールに、返信発信したついでに、写真の提供を頼みましたが、撮影しているかどうか心配です。

奇跡の清流仁淀川の清らかな流れ
奇跡の清流仁淀川の清らかな流れ

 私への講演依頼は昨年7月18日、高知県仁淀川町ゆの森で開かれた仁淀川流域観光協議会主催の講演会で、私の話を聴いた日高村の担当者からのお声掛けによるもので、相変わらず口コミの大切さを実感しました。講演はほぼ満席でしたが、皆さん熱心に2時間弱の話を聞いてくれました。
 講演後の名刺交換も最近はすっかり様変わりして、女性が圧倒的に多く、ついつい嬉しくなりました。特にNPO法人日高わのわ会の森下さんはじめ何人かのメンバーに取り囲まれました。やはり女性が輝けば町や村が輝くのかも知れないと思いました。
 講演が終わったので、昼食のお誘いをお断りし、迎えに来た妻と合流し高知の日曜市を散策すべく向かいましたが、昨日は日曜日ということもあって、相変わらず伊野町付近での車の渋滞が酷く、市内に着いたころには午後1時を回っていました。折角だからとカツオを食べにレストランに入り、遅い昼ご飯を堪能し、川之江経由の高速道路を通って、夕方自宅へ帰りました。久万経由・高知経由・川之江経由の350キロもの道程を何の造作もなく日帰りで旅ができる高速交通時代の恩恵を受けました。

  「船着場 近くの庇 会場に 講演会とは 粋な計らい」

  「熱込めた 私の話 手に持った マイク根を上げ オーバーヒートす」

  「講演が 終われば名刺 交換す 女性沢山 俺ももてるな」

  「石鎚を ぐるりと廻る よう走る 350キロ あっという間に」

日高村講演会風景
日高村講演会風景
日高村講演会で講演する私
日高村講演会で講演する私

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(日高村の西尾さんからメールにて、2枚の写真を送ってもらいました)

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

P1010468

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇岡山県からの視察研修(その2)

 双海町に派遣されている地域おこし協力隊の富田さんから、「土曜日に岡山県から2~3人双海町へ視察研修にやって来るので、話を聞かせてあげてくれませんか」と連絡がありました。「多分土曜日は午前中双海中学校の卒業式がに列席するだけなのでいいですよ」と話い、「人数は何人くらいですか?」と訪ねると「たぶん2~3人程度です」ということだったので、「それだったら午後2時に私の家の煙会所でやりましょうか」と相談がまとまり、私自身に予約を入れました。
 卒業式から帰るとすぐにスーツを着替え、前日収穫していたワカメを茹でて干すため、ワカメの水洗いをやりました。そのうち妻が仕事から昼休みになって帰って来たので、少し遅めの昼食を済ませて一休みしているところへ、視察研修の一行が富田さんに連れられてわが家へやって来ました。

 私設公民館煙会所はこの日肌寒さを感じるだろうと、扇風機風の温風ヒーターを30分前に点けていたので、さほど寒くは感じませんでしたが、来客の数が子どもと富田さんを合わせると9人もの人数で、慌てて座布団を増やしました。それから1時間余り、火の気のない囲炉裏を囲んで私が思いつくまま双海町のまちづくりについてレクチャーしました。参加者は岡山県高梁市吹屋周辺の人たちで、地域おこし協力隊のメンバーも佐藤さん、長野エドウィン・タケルさんもいましたが、皆さん熱心にメモを取りながら討論を行ないました。
 エドウィン・タケルさんの二人の子どもがいるため、母屋からお菓子を持って来て差し上げましたが、囲炉裏の灰をいじくったりしながら何とか静かに私の話を聞いてくれました。

 前日の広島県広島市からの来客には人間牧場を、この日の岡山県高梁市からの来客には私設公民館煙会所をと、目的に合わせて違った研修を用意しましたが、いやはや大忙しです。夕方地域おこし協力隊の佐藤さんがお土産を忘れていたと言って再びやって来ました。お土産は素敵なコーヒーカップと地元産の紅茶でした。察するに視察者の中に陶芸家の田邊典子さんという女性がいたので、コーヒーカップは多分彼女の作品ではないかと思われますが、早速妻は熱湯でコーヒーカップを煮炊きして、紅茶を入れてくれましたが、少し重ためのどっしりしたいいカップで、紅茶の味も最高でした。お茶請けは勿論前日丸井さんや矢川さんからいただいたモミジ饅頭風のお菓子を妻と二人で味わいました。

 追伸
 この日の昼ころ地域事務所の松本さんが奥さんと一緒に、年末に生まれた生後2ヶ月余りの子どもを連れ顔見せにやって来てくれました。松本さん似の素敵な赤ちゃんでした。居合わせた妻も抱かせてもらって嬉しそうでした。

  「相次いで 視察研修 やって来る 昨日牧場 この日わが家で」

  「失敗を 話して欲しいと リクエスト 一段ランク 上なる人だ」

  「子どもまで 視察メンバー 受け入れて お菓子でなだめ 私の話」

  「他人の子 いつの間にやら スクスクと 大きくなりて 妻も驚く」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇今日は高知へ

 今朝は早立ちで、6時前に高知へ向けて間もなく出発します。行き先は高知県の中央に位置する日高村です。講演が行われる場所は日高村の屋形船仁淀川発着場とか?。今日は日曜日で仕事が休みの妻を伴おうと思っています。帰宅は夜遅くになる予定です。急ぎのご連絡は携帯電話でお願いします。

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇私の朝晩のストレッチ体操

 「身体は年齢に関係なく鍛えられる」と信じて、健康を維持するため毎日一万歩を目標に歩いていますが、何やかにやと忙しいことや、天気を理由に一万歩の目標は、中々続かないようです。それでも目標を持っているお陰で少しの時間があれば歩くよう努力しています。
 私は毎年2~3度ぎっくり腰になる悪い癖を持っていますが、ぎっくり腰になると行きつけの整体院で2~3回、一回5千円の治療費を払って揉んでもらっていますが、整体院の先生から布団の上でできる腰痛防止体操とでも言うべきストレッチを教わりました。①足裏を合わせて座り、両膝を畳につくようにして前かがみになる。②両足を開いて座りお相撲さんの股裂きのようにできるだけ広げる。③仰向けに寝て両膝を折り合わせる。④両膝を片方ずつ交互に左右に振る、⑤仰向けに寝て伸びをしたままで、足を少し上げ腹筋をしたまま50数える。⑥下向きに寝て腕立て伏せを10回する。⑦下向きに寝て腕を一杯伸ばし1分間背筋を伸ばす。⑧赤ちゃんがハイハイするような形で一分間じっとする。まあこんなところでしょうか。

 これくらいなストレッチで腰痛は治るまいと、鷹を食っていましたが、気がついてみると私はこの3年間、一度も腰痛にならず整体院へ出かけていないのです。私に腰痛体操を教えた整体院は少なくても私だけでも年間3回×5千円×3回=4万5千円の収入減になっているはずなのです。昨年あるスーパーで整体院の先生にばったり出会いましたが、先生に「その後腰の具合は如何ですか?」と尋ねられましたが、「先生に教えてもらった腰痛体操を毎日やっているお陰で、腰の調子がいいです」と言うと、「それは良かった」と喜んでくれました。小さなことですが、私にとって朝晩の布団や畳の上でできるストレッチは、時にテレビを見ながらでもできる簡単なものだけに、いい効果を生んでいるようです。

 「健康は人間が自分に贈る最高のプレゼントである」はけだし名言で、自分の健康は自分以外にプレゼントできないのです。妻が作る毎日の食事も好き嫌いなく食べればいいのでしょうが、身勝手な私は肉を殆ど食べなかったり、コンニャクが嫌いだったり様々です。人のようにサプリメントに頼ることはしないと心に決めているので、今のところ何の問題もなく健康を維持できていますが、人間はいつ何時病気になるかは知る由もありません。しかし「鍛える」ことはできるとささやかな鍛え方を実践しているのです。
 最近物忘れと物覚えが悪くなってきました。多分脳が退化し始めているのでしょうが、体と同じように脳も鍛えないと、物忘れしもの覚えしないようです。脳の鍛え方について少し専門家の意見を聞きたいと思っていますが、私が心がけている読む・聞く・見る、書く・喋る・実践するの6種類も、脳を鍛えるのに役立っているのかも知れないと、手前味噌ながら考えています。心の健康・体の健康、どちらも大事です。

  「腰痛が 元で始めた ストレッチ お陰なことに 陰を潜める」

  「ストレッチ 教えた整体 客足を 奪ってしまい いたし返しだ」

  「物忘れ 物覚えとも 悪くなる 鍛えなければ ボケてしまうぞ」

  「身体だけ 鍛えていても 駄目ですよ 心鍛えて もっと健康」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇安いインクのお陰で大助かり

 私は県外へ宿泊出張して書けない日を除けば、毎日アメーバとword Pressに2本のブログを書いています。その書いたブログを1ヶ月まとめてプリントアウトして、100円ショップダイソーで買った3枚100円の紙製表紙をつけ、一冊の綴りにして保管しているのです。そんな私の行動を見たり、私の書斎の壁面を使って作っている、親子共用の書棚の息子の領域を私が侵しそうな雲行きを見て、「お父さんのブログをプリントアウトした綴りは、お父さんが死ねば紙ごみになる」と、ショッキングな忠告を受けましたが、それでもひるむことなく反感反目してブログにこだわり実行しているのです。

 一昨日も少し暇ができたので、2月分をまとめてプリントアウトすることにしました。始めて間もなくプリンターに接続したパソコン画面に、「インクの残量が少なくなりました」と警告表示が出て、そのうち「インクのカートリッジを取り替えて下さい」と表示され動かなくなりました。早速慣れた手つきでプリンターの上蓋を開けて、ICC50のインクを取り替えようとしましたが、取り替えるはずの買い置きインクが何処にも見当たらないのです。「しまった」と思い調べてみると、6色あるはずの買い置きインクのICC50(シアン)は、既に使い切ってなくなっていました。早速息子の携帯に電話して、急いでインクの注文をして欲しいと頼みました。

2月分のブログプリントアウトファイル
2月分のブログプリントアウトファイル

 私はほんの最近まで、プリンター用インクはエプソンの純正インクを、家電店の店頭で6色6千円程度で購入して使っていました。ところが息子がインターネットで6色386円という信じ難い金額のインクを見つけ出し、しかも送料無料という何とも奇妙なネット通販で買い物をしてくれるのです。勿論エプソン側から言わせれば、純正以外のインクを使うと故障の原因になると、インクを法外な値段で売りつけるのですが、息子の言うように私のブログの印刷物が紙ごみ程度の値打ちしかないのであれば、例えプリンターに悪影響を及ぼし故障して、別のプリンターを買い換えたとしても、十分採算は採れると電卓で計算したのです。今のところプリントアウトした印刷物にも、プリンターにも異常は認められず、息子のお世話になって安価なインクの恩恵を受けているのです。

 6色6千円のインクを使っていた頃、私の小遣いの殆どはインク代につぎ込んでいましたが、お陰様でインク代は息子のクレジット代引きなので、妻がそのお金を支払ってくれ、小遣い丸残りといった感じでホクホク顔なのです。
 前日息子がネットで注文してくれたインクは、明くる日宅配便でいち早く手元に届き、自分がお店に買いに行っても、こうは早く手に入らないと思いつつ、便利な世の中になったものだとしみじみ思いながら、昨日の夜2月分のブログを、まとめてプリントアウトして事なきを得ました。息子に言われた紙ごみながら私のブログ書きや、ブログ記事のプリントアウトはまだまだ当分続きそうです。

  「六色で 六千円は 高過ぎる 小遣い殆ど インク費やし」

  「便利だね 昨日注文 今日届く 送料タダとは これまた嬉し」

  「紙ごみと 息子に言われ ××××× それでも私 ブログこだわる」

  「私には 理解のできぬ ことばかし お目々パチクリ 昨日も今日も」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇CD「風の吹く駅で」

 昨日の午前中、所用で町内の商店街に出かけました。郵便局や金物店などを何ヶ所か回るので、自宅から歩きましたが、昨日の午前中は春一番ならぬ春二番の強風が全国的に吹き荒れ、わが町でも被っている帽子が吹き飛ばされそうになるほど、本尊山がゴーゴーと音を立てててもがっていました。所用が終わったので久しぶりに地域事務所を訪ねました。昨日は顔見知りの職員も全員お揃いで、公民館職員赤石さんとは今日の夜の実行委員会の打ち合わせ、地域おこし協力隊の富田さんとは土曜日の視察打ち合わせを簡単に行いながら時を過ごしました。

「風の吹く駅で」のCD
「風の吹く駅で」のCD

帰り際松本さんから、「風の吹く駅で」というCDを何枚かいただきました。新聞で紹介されていたので、欲しいと思っていただけに嬉しいプレゼントでした。CDの裏に「夕焼けプラットホームについて」と題してキャプションが次のように短く書かれていました。
 「しずむ夕日が立ちどまる町双海町。ここに全国からたくさんの人が訪れてくる無人駅があります。かつて日本でいちばん海に近い駅といわれたこの場所で、年に一度だけコンサートが開催されています。この『風の吹く駅で』は、2006年に出演した加藤いづみさんと高橋研さんにより制作されました。無人駅のコンサートは毎年9月第一土曜日、JR下灘駅のプラットホームで開催されています。」企画・下灘駅フィールドミュージアム運営委員会、制作・株式会社ファンタジスタ、監修・CO-BA

 封を切ると中から歌詞カードやメッセージ、写真が納められたジャケットが出てきました。

風の吹く駅で

 (歌詞掲載不可のため割愛)

 CDをパソコンに入れて聞きましたがいい曲で、今朝は久しぶりに爽やかな気分になりました。ふと下田逸朗さんの作詞作曲した「双海恋歌」という曲をテープにしてブレイクした昔を思い出しました。

「風の吹く 駅でというCD いただいて 懐かしみつつ パソコンで聴く」

  「その昔 双海恋歌 吹き込んで テープ発売 これも懐かし」

  「感性は 時代とともに 変化する 今の若者 いい歌作る」

  「子どもたち 爺さん婆さん 主役にて 地域づくりは いつの時代も」 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇あれやこれやの一日

 私は名刺に書くほどではありませんが、愛媛県警察少年サポーターという、いかにもいかめしい肩書きを持っています。請われるままにその役割の何であるかも余り分らず引き受け、時折警察から関係する会合に出席するよう案内が届き、出席する程度で役割を十分果たすことはできていませんが、昨日は「伊予地区犯罪被害者支援連絡協議会」の案内があり、伊予警察署へ出かけました。三男が勤めている警察署ながら少し敷居が高く、またさしたる用事もないので年に一~二度程度しか出向く機会がないので、息子の働く姿等殆ど見る機会がないのです。それでも昨日は会議より少し早く出かけて職場に息子を訪ねました。
 息子はあいにく電話対応中で、入口付近で電話対応が終るのを待ちましたが、久しぶりに見て声をかけた三男は元気そうで、何とか働いている姿を見て少し安心しました。

 午後1時30分からの会合には伊予市長さんや松前町長さんなども見えられ、会議の後県警本部警務部警務課犯罪被害者支援室長さんの講演を、「あなたの笑顔が戻るまで」というビデオを見ながら聞きました。日ごろは私たちの暮らしとは無縁の知らない世界だけに、興味を持って聞かせてもらいました。会議と講演は予定通り終わり、そのまま自宅へ戻りましたが、昨日は天気が良い大潮とあって、高野川の付近では沢山の車が路側帯に止まり、どうやら磯遊びとでもいうべきヒジキやワカメを採っているようでした。
 自宅へ午後3時に帰りましたが、妻も若嫁も仕事に出かけているし、散髪も出かける前にやっていて、さしたる用事もなかったので、急いで着替えて単車にキャリーを乗せ、亀の森の磯まで出かけました。

一ヶ月ぶりの散髪ですがこの程度の自画像
一ヶ月ぶりの散髪ですがこの程度の自画像

 大潮ながら既に満潮は過ぎていたようでしたが、そこここにワカメがあって、20分ばかりでキャリー一杯のワカメを採集しました。前々日いただいたワカメを湯通しして干しワカメを作ったので、その気分にもならず、自分の家で食べる分をを少し置いて、伊予市の水口マリ子さんに届けようと思い、車を走らせました。水口さんには昨年ワカメを届けて大層喜んでもらったことを思い出したのです。
 水口さんはあいにく留守でしたが、事務所にメモもせず置いて帰り、夜になって電話を入れて会話を交わしました。取るに足らないワカメでも、欲しい人にとっては嬉しい届け物だけに、暇があればまたと思うのですが、残念ながらこの週末は私も忙しくて、その暇がないようです。わが家では今晩ワカメの刺身をいただく予定です。

 

 

 

 

 

 

  「あれやこれ 昨日一日 無事終える 今日もあれこれ サンデー毎日」

  「わが息子 職場訪ねて 面会す 日ごろ見れない 一面見たり」

  「ワカメ採り 友人届け 喜ばれ さりげないこと 交遊深め」

  「散髪を 一ヶ月ぶり したけれど 余り変わらず 私落胆」

[ この記事をシェアする ]