人間牧場

〇地元で話すのは・・・・

 昨日は双海町にある潮風ふれあいの館という宿泊研修施設で、伊予市民生委員会の研修会が開かれ、日本銀行松山支店内にある愛媛県金融広報委員会から、講演を依頼されていたので出かけました。研修会での私の講演予定は午後3時からでしたが、少し早めに行く私の癖が功を奏し、「全員集まっているので早速始めましょうか」というアバウトさも手伝って、20分も前に開会しました。
 会長さんのあいさつの後直ぐに私の講演です。会場に集まった人は伊予市民生委員会の役員さんで、よく見ると半分以上の人の顔を私は知っていて、相手も私のことを殆んどの人が知っているようでした。見ず知らずの人の前で話すのは馴れていますが、顔を知っている地元の人の前で話すのは、何とも気恥ずかしいもので、こちらもいい話をしようと身構えるため、最初は歯車がかみ合いにくく感じましたが、話し始めて5分もすると普通どおりのペースに戻っていました。

 私は民生委員になった経験はありませんが、双海町時代におおよそのことは知っているし、私の妻も双海町時代に5期15年の長きに渡って、民生委員や役員を務めた経験があるので、内情も分かったつもりで話をさせてもらいました。「心豊かに生きる」というタイトルで、2時間近くお話をさせてもらいましたが、お疲れな時間帯にもかかわらず眠る人もなく、熱心に聞き入って貰い感心しました。
 数日前地元双海町の世話役である西下さんから、「講演会終了後の懇親会にも残って欲しい」と頼まれ出席をすることにしていたので、ギノー味噌さんからいただいた味噌を配って、「裏が味噌」の名刺と共にPRをさせてもらいました。

 この日集まった人の中には、「双海といえば夕日」と思われている人が多く、時間帯を夕日の沈むころに設定していたため、みんな楽しみにしていましたが、残念ながら西の空が曇って自慢の夕日を見てもらうことはできませんでした。それでも雲間から海を照らす夕日がチラッと見えたり、茜色の夕焼けが見えましたが、関心はもっぱら懇親会に目と心が行き、鑑賞する人はいなかったのが何よりの救いでした。
 私は夕方から来客がある予定を組んでいたため、1時間弱で早々に引き上げて帰りましたが、皆さんは迎えのタクシーが来るまで、たっぷり2時間食談飲み会を続けたようでした。「名刺をください」「今度人間牧場を訪ねたい」「うちでも今日のような講演を計画したいのでその時は宜しく」などという、言葉を交わしながら話した民生委員さんの顔を思い出しながら、昨日のことを今朝早く記録にとどめました。

 私はこれから早い朝食を済ませ、兵庫県境にある鳥取県岩美町へ瀬戸大橋を渡り出かけます。午後から夕方にかけて岩美町で講演したあと岡山まで戻って一泊し、明日午後は広島県三原市で講演が予定されているので、帰りは明日の夜になる予定です。今週は月曜日の宇和島市からずっと出ずっぱりの少々ハードなスケジュールが続くため、妻は旅先での安全と私の健康のことを案じているようですが、私は今回もプラスワンを何処にするか少しワクワクしながら、今日のノルマのブログを2本書き終え朝を迎えています。
 たった今4時45分小さな地震があったようで、書斎の椅子にその振動が伝わりました。東日本大震災以来、私も地震に少し敏感になっているようです。

  「地元では 話しにくいと 思いつつ 始めたけれど 何のことなし」

  「西の空 少し曇って 雲隠れ これもまた良し 今度に期待」

  「人の世話 する人たちは 何となく 穏やか心 見え隠れする」

  「出発だ 兵庫県境 岩美町 どんなドラマが 待っているのか」

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