○愛媛新聞カルチャースクール
昨年の10月に松山コミュニティセンターと愛媛県歴史博物館で相次いで開かれた、ものどくり生命文明機構のシンポジウムに講師として出演した際、共催で事務局を勤めた愛媛新聞社事業局の次長さんが私の話を聞いて、カルチャースクールの講師として講座を開いたらどうかとお誘いがありました。愛媛新聞カルチャースクールは現職のころ、「夕日学入門」などという講座を立ち上げ、今で言うご当地検定を組み合わせた講義を何回かやった経験があるので、どうせ暇だからとその時は快く引き受けていました。
ところが講座の準備をするようになってくると、担当の方から開催日や受講料等様々な細かい打ち合わせが入り、「これはしまった」と思っては見たものの結局後の祭りで引き受けざるを得なくなってしまいました。
何日か前、松山での会議に出席すると、色々な人から「若松さん、愛媛新聞のカルチャースクールでも訓えるのですね」とか、「何を話すのですか?」とか聞かれたりするようになり、改めてことの重大さに気づくようになりました。実は忙しさにかまけ私はカルチャースクールの案内をまだ見ていなかったものですから、何日か前愛媛新聞朝刊の下の方の社告欄に、カルチャースクールの案内が何回か出始めました。2面や6面等かなり目立ったところに出るものですから、少し「やばい」と思うようになっています。
まあここまでくると仕方がないので、諦めなければなりませんが、はてさて私は一体何をこのカルチャースクールで離そうと思っているのでしょうか。自分自身に聞くことにしました。
新聞社に提出した講座の内容に次のような文章を送っています。
「私は伊予市双海町下灘の標高130mの瀬戸内海を一望できる丘に、人間牧場を開いています。水平線の家やロケ風呂、ツリーハウス、かまど小屋などを利用して、子ども体験塾や年輪塾を開いていますが、少し遠隔地にあるため、街中で移動人間牧場を開き、私が出版している『夕日徒然草』を基に、落語ならぬ落伍夕日寄席をカルチャースクールで開くこととしました。毎回楽しい笑いの絶えない講座で、生きがい発見のヒントになるようなお話をしたいと思っています」
上のような文章を送ったことさえすっかり忘れていた私ですが、はてさてこんなことで受講生が集まるのでしょうか?。
今回の講座の名前は「街中の人間牧場移動塾」です。受講料も多分他の講座と比較しても一番安いようで、まあ修行のつもりでやってみたいと少しだけ一歩だけ前に進もうとしています。宜しかったらお誘い合わせてお越し下さい。多分この講座に参加した人は時機を見て、いつか本物の人間牧場へ案内して人間牧場の様々を体験できる特典があるものと思われます。
「新聞社 カルチャースクール 講義する 社告に載って 一瞬驚き」
「街中の 人間牧場 移動塾 これも修行と 思って始む」
「新聞に 載っているよと 電話来る 恥ずかしいやら どうしていいか」
「何するの? 家族そろって ブーイング 悪いふざけと 一蹴されて」