○昨日の日曜日広島県福山へ出かけました
一昨日は広島県廿日市から大勢の視察がやって来たり、6月9日~10日に第30回記念逆手塾の記念講演が決まっていたり、また早々と10月17日に広島県公民館大会の記念講演がスケジュールに入るなど、このところすっかり広島県とのご縁が深くなっています。そんな中、1月21日の福山市松永地区に続いて、昨日は同じ福山市の中央地区へ生涯学習と地域づくりのミックス事業として、講演を頼まれ出かけました。
広島県広島市へは岡山県岡山市と共に、その先へ向かう中継点としてよく足を運びますが、広島県尾道市もしまなみ海道の基点だけに、その先へ向かう場合必ず通過するのです。本当は伊予インターから小松ジャンクションを経ていまなみ海道の基点今治から、行くのが時間的には一番近道ですが、今治市内の高速道路がまだ未開通なため、私は松山から一般国道196号線を海岸沿いに走り、今治北インターからしまなみ海道へ乗るのです。
昨日は朝から弱い小糠雨が降っていました。周りの視界も霧が出て春霞といったところでした。昨日は予定されていた早朝の打ち合わせ会が雨で中止になったので、予定を変更し少し早めに出て少しゆっくりを心がけて走りました。途中の大浜サービスエリアでトイレ休憩をして、カーナビに会場となる生涯学習施設ローズコムを入力すると、近くにバラ公園が表示されたので、急遽ちょっとだけ立ち寄ることにしました。
バラ公園の入り口にある駐車場に車を止め、公園内を散策のつもりで一人ゆっくり歩きましたが、バラも今はまだ芽吹きの季節で、剪定されたバラの枝には、芽を吹こうとする新芽が、このところの陽気と雨に誘われて、顔を覗かせていました。散閑とした公園内のバラに目をやりながら、中核都市の会議に植えたと思われる全国の名だたる市長さんの銘記プレートの中に、「松山市長中村時広」という現愛媛県知事の名前を見つけて、柄にもなくつい嬉しくなってしまいました。
待ち合わせ予定の12時30分近くになったので急いで会場へ引き返し、藤本さんに携帯を入れ、出迎えに出てくれた小川さんと藤本さんの案内で車を駐車場へ止め、生涯学習センターの中へ入りました。いきなりお茶と共に広島風お好み焼きの昼食が用意され、一人控え室で食べましたが、この量が半端でではないボリュームのたで、残しては失礼とばかりに、ゆっくりと時間をかけて食べました。とても美味しかったものの満腹過ぎて、公園に差し障りはしないか心配しましたが、かえって腹が座っていい雰囲気で話が出来ました。
まちづくりフォーラムの一部は発表で、霞学区の「道三川選定・ばら花壇整備事業」と久松台学区の「緊急情報カードの取り組み」の事例が詳しく紹介され、最前列で聞かせていただきました。
発表の中身は特長があって中々のものでした。私の話は15時からの予定でしたが、発表が早く終ったので2時45分から始まり、その分早く終るようにとの指示があったので約90分間「まちづくりの新しい風と題してお話しました。参加した人は少し年齢的に高いようでしたが、午後の眠くなる時間ながら居眠りする人もなくあっという間に終ってしまいました。予定していた持参したDVDの映写も取り止めてしまいましたが、中部ブロックのまちづくりフォーラムの役割を果たし、16時20分に会場を出発し、雨の上がった夕空に向かって来た道を引き返しました。
北条辺りで雨上がりの西の空に綺麗な夕日が見えました。残念ながら運転中だったため余所見をしないよう注意をしつつ、ちらちらと夕日を眺めながら、約3時間余り経った7時30分頃に自宅へ到着しました。社教主事の小川さんは何年か前、私の話を聞いて直ぐに奥さんと二人で双海町へ夕日を見に来られたそうです。生涯学習センター次長の藤本さんも、わが家の私設公民館煙会所まで何年か前来ている懐かしい仲間です。今回も深いご縁をいただいたり確認しあったりした、とても印象に残る小さな度でした。
「幾つもの 橋を渡りて 中国へ 近くなったと 思いつ出かけ」
「バラ公園 咲く頃夢に 描きつつ 名前なぞりて 一人楽しむ」
「雨上がり 西空向こう 夕日出る 家路急ぎつ 心さわやか」