人間牧場

○風おこしという情報紙

 かつて私が代表を務めていたえひめ地域づくり研究会議が1年に2回「風おこし」という情報誌を発行しています。タブロイド版4ページなので開けると全紙になる新聞形式です。もともと「風おこし」とう表現は研究会議を結成した折、私が「風おこしのちかい」という文章を書いた中から引用していますが、編集委員会から、研究会議の助成を受けて開いた年輪塾公開セミナーについて執筆して欲しいと清水塾頭を通じて依頼がありました。年輪塾の塾長ですから仕方がないと諦め、1000字程度の原稿を書き上げ、年輪塾の事務局をしている松本さんに送り、先日行なわれた年輪塾の修学旅行報告書の中から武田さんの文章を選び、合わせて編集委員会に送ってもらいました。

 昨日そのゲラ校正を経て出来上がった1ページがPDFファイルになってメールで手元に送られてきました。

風おこしで紹介された公開セミナーの様子

 私の書いた文章はいつもながらの拙文で、そこへ行くと羅列的に並んだ渡辺浩二さんや武田信之さんの文章は、言葉を選んで実に見事で私の文章だけがどこか見劣りがして、寂しい限りです。言った言葉は「言った言わなかった」といいながら記録に残りませんが、文字で印刷されあちらこちらに配られると、それは記録として残るのですから、用心しなければなりません。
 渡辺さんは今回の風おこしで、昨年一緒に深く関わったものづくり文明機構シンポジウムでの畠山重篤さんのことを書いていますが。もし私に同じような原稿依頼があってもこうは書けなかっただろうと思いながら読ませてもらいました。また修学旅行をルポした武田さんの記事も、博学な彼らしい視点で整然と書かれていました。
 ブログに文章を毎日書くようになってから、幾分か上達していると過信していた自分が急に恥ずかしくなりました。

 私が書いたり、私を書いた記事や映像は、地域づくりの現場で永くやって来たゆえに膨大な数量に上ります。何と暇になったらかこれらの資料類を整理をしたいと思いながら、日々の雑事に追われて緒に就くことするらできないで悶々の日々を過ごしています。でもブログという優れものに出会ったお陰で、こうして仲間がPDFファイルにして送ってくれたものを、私の日記に取り込むことができているのですからありがたい世の中になったものです。
 もう少し修行して、いい文章が書けるよう努力したいと思いますが、ひょっとしたら私の書く能力はここいらで上げ止まりかも知れないと、少々弱気になったりもする今日この頃です。

  「同じ欄 仲間の書いた 文章が 載って赤恥 下向き加減」

  「能力の 限界少し 悟りつつ 性懲りもなく 今日も文書く」

  「恥外聞 気にせずこれが 自分流 気を取り直し 胸張り生きる」

  「新聞や 雑誌に載った 記事多数 いつかは整理 したい思いつ」

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