○コープえひめ第4回通常総代会に出席しました
この2年間有識理事として関わったコープえひめの通常総代会が、県民文化会館のサブホールであり出席しました。2年前は驚きの連続だった総代会でしたが、自分の気持ちの余裕ができたのか、それとも総代会が変化したのか分りませんが、気を引き締めて参加しただけに少し拍子抜けがするほど静かな総代会となりました。
(立派な県民文化会館ロビー)
(県下各地から集まった総代さんの受付風景)
有識理事とはいいながら何が有識理事なのかも分らぬまま、他の理事さんと共にサブホールの壇上に居並び、役割分担に沿ってテキパキとこなす女性理事さんを頼もしく思いながら、約2時間半傍観に徹しました。私が参加する集会に限って言えばコープえひめは完全に女性社会であり、私たち男たちは理事長さん、専務さん、それに常任理事さんを除けば完全に蚊帳の外でいれて大助かりです。
それでも分りやすい議案書に沿って事業報告、決算報告、剰余金処分、事業計画、予算などが承認され、改正生協法の成立・施行を受けた定款の改訂についても原案通り承認されました。総代会では賛成と反対を紙を上げて意思表示し、地区毎にその数をカウントして最後に報告するような方法がとられており、反対への意思表示もしっかりできるようになっているのです。
参加する総代さんにはあらかじめ発言のための「わたしの想いカード」が配られ、送られてきたそのメモを精査して10人の人が選ばれて意見を述べ、その意見に対して理事が陳述するようになっています。専務さんも理事さんも手短くテキパキと答え、スムーズに事が運びました。
そんな中で私の心に残ったのは、西条西ブロックの近藤和恵さんの発表でした。
前略「ところで、きゅーりの真っ直ぐなのと曲がったのが並んでいる時、みなさんはどちらを買いますか?。真っ直ぐな方に手が伸びるでしょう。きゅうりは成長途中で曲がってくるんじゃあないんです。花の時から曲がっています。ですから味が変わらないのに小さい時に捨ててしまうんです。
ほうれん草はチッソ成分が多ければゆぶゆぶと色も濃く育ちます。見かけもきれいで、早く収穫できますが、茎、葉の中にシュウ酸が残ります。これが「あく」といわれるものです。人の身体の中に入ると石ができやすくなります。胆石、腎臓結石などです。野菜も人間の成人病に似た症状があります。そういうものは食べてもおいしくありません。
皆さんのご近所にも、こだわりの農業をしている変人がいらっしゃると思います。そういう人を応援していくことが地球温暖化防止になり、めぐりめぐって10年後、20年後の日本の、私たち自身の食糧確保につながっていくことになると確信しています」後略。
(真珠の間での試食交流会)
(大川理事長さんもテーブルを回って総代さんや来賓の方と親しく懇談されていました)
近藤さんの話しを聞きながら知らなかったことを知り、異業種から学ぶことの意味を改めて教えられました。
午後はお楽しみ試食交流会がありましたが、これまでのような激しさも見られず穏やかな昼食となりました。
(ピンクのエプロンを掛けて皆さんのお世話に徹していた理事さんたちのお陰で、試食交流会もスムースな運営ができました。どう私たち若く見えるでしょう。はい、とても若く素敵です)
「和やかな 年に一度の 総代会 女性パワーも 少々湿り」
「痩せたいと いってる割に 皿の上 山盛り取って 痩せるはずなし」
「親しみが もてる顔です 私は 気軽に声を 掛けられどうも」
「その昔 食べれば元気 今違う 喰わぬが身体 健康秘訣」