人間牧場

〇はしご酒ならぬ誤飲ワインで散々でした
このところ双海町の仲間が「はしご酒」なる小さなイベントを2ヵ月に1回のペースで開いています。20年前から体の都合で酒を呑まなくなった私ですが、誘いあがり、松山へ所用で出た帰りに、妻を誘って出かけました。

 出店は役場前の駐車場と郵便局横の車庫駐車場、それに近所の飲食店が加わり、それなりの賑やかさでやっていました。妻は冨田さんの出店するお店でマーボドーフと、酒も飲めないのになぜか間違って赤ワインを注文しました。

「エッ?」と思いましたが、どうやらジュースと勘違いしたようで、一口飲んでやっと気がついたようでしたがあとの祭りで、酔って目がくるくる回り始めたといい、近くの駐車場に止めていた軽四トラックですぐに家へ連れて帰りました。

 顔見知りの人たちが沢山いて、もっと話したかったのですが、結局それも叶わず今回のはしご酒は、はしごをすることもなく帰ってしまいました。昨日の天気予報では雨でしたが、大外れで曇り空ながら何とか無事終わったようでした。

「はしご酒 粋な催し 始めたと 誘いがあって 妻と2人で」
「わが妻は ジュースとワイン 勘違い 一口ゴクリ 目回り始める」
「顔見知り 沢山いたので 話したい けれども妻の 快方させられ」
「はしご酒 ならぬはしごを 外されて ハプニングあり ノコノコ帰る」

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人間牧場

〇花咲き花散る春
 花咲く春に「いちゃもん」をつけるつもりは毛頭ありませんが、咲いた花は当然のようにアッという間に散ってしまいます。厳しい冬の寒さを耐えて咲く花々を思えば、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりし」です。

 私は人間がひねくれているのか、咲く花も勿論好きですが、散ったり落ちたりした花姿も大好きです。一昨日人間牧場へシイタケの収穫に出かけました。1週間前に出かけた時には蕾だったスモモの花が、このところの温かさと雨に会って、早くも散り始めていました。

 花の下に目をやると、無数の花びらが地面に落ちていて、そよ風に乗って花吹雪が舞い、何か侘しくもそれでいて元気の出る風流な自然の演出に驚いたりしました。また家の裏には野生の藪椿の木が沢山あって、木の下の地面には沢山の椿の花が落ちていました。

 そこを通りかかると、私の頭の上に藪椿の花が一輪「ポトン」と前触れもなくごく自然に落ちてきました。手に取って持ち帰り、少し大きめの透明なグラスに水を張り、椿の花を浮かばせて机の上に飾ってみました。素晴らしい眺めでした。

「花の咲く 春は花散る 季節だと 裏と表を 同時に考え」
「スモモ花 桜吹雪で 散った後 地面にまるで 絵文字のように」
「家の裏 野生椿が 咲いた後 木々の下には 花のジュータン」

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人間牧場

〇鮮やかな朱色の新芽
 わが家の庭は長さ30mはある日本瓦を乗せた塀で囲んでいますが、その周りは田舎らしく自然が豊かで緑に囲まれて暮らしています。隣接する畑は山茶花やツツジを植えていて、山茶花の花が終わったので、これからツツジが咲く予定です。

 その生垣に何年か前、芽立ちが鮮やかな朱色の木を10本ばかり植えました。木の名前は紅カナメモチかレットロビンだったと記憶していますが、生垣の剪定の折草刈り機で跳ね飛ばす程度の手入れで、この時期になると緑の中に存在感を示すように、綺麗な朱色の新芽が芽吹いています。

 

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人間牧場

〇鯛をいただきました
 息子の友だちで漁師をしている和田さんから立派な鯛が2匹届きました。こんな場合わが家では「お魚じいさん」と孫たちに呼ばれている私の出番で、早速妻の割烹着を着て粗調理をします。

立派な鯛が2匹届きました

 わが家には魚調理をする専用の外流し台があって、またこんな大きな鯛を料理する時にだけ使う大きな出刃包丁と鱗を取る道具があって、まな板の上に置き1時間ばかり孤軍奮闘しました。

 鯛料理の一番難点は鱗が固くて取れにくく、四方八方に飛び散ることと、頭がデカいため、兜煮つけにするため半分に割らなければならないことです。仕方なく頭に入れた出刃包丁の背を専用の金槌で叩きます。まさに粗調理なのです。

 鯛を3枚におろし、若嫁と妻に半分ずつに分け、アルミのタッパーに入れて渡します。2人はその鯛を冷蔵庫にしまって夕食のメニューに加えます。昨日は私の病気の全快祝いなどと理由をつけ、刺身と煮つけにしてくれました。白いご飯によく合い最高のおご馳走でした。

「息子友 立派な鯛を スチロール トロ箱入れて 持参してくれ」
「魚じい 外調理台 出刃包丁 鱗を取って 粗調理する」
「昨晩は 鯛の刺身に 鯛煮つけ 白いご飯に よく合い最高」
「田舎ゆえ お裾分けする 風習が あって嬉しい 昨日も今日も」

 

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人間牧場

〇雨上がりの庭
 週間天気予報によると今日は雨のはずでした。ところが今朝は昨日一日降った雨も上がり、春特有の薄い霧が出ているものの、朝から薄日が差し温かい一日になりそうです。

 家の入口崖上にあるお地蔵さんにお参りして辺りを見渡すと、祠の横に植えているユキヤナギの真っ白い花が目に留まりました。一週間前にはまだ花が見えなかったのに、このところの気温上昇と雨で一気に開花したようです。

 一つ一つの花は小さくても、柳の木のような細い枝に、その名の通りびっしりと白い花が咲いて、清楚ながらとても奇麗で、思わず愛でてやり、パチリ一枚写真に収めました。咲きはじめなので当分楽しめそうです。

「雪柳 その名の通り まるで雪 積ったように 真っ白咲いて」

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人間牧場

〇家の周りの花々
 春になりました。わが家の庭にも様々な花々が咲き始めました。冬の名残花と思える椿類は、濃い常緑樹の葉っぱに隠れて目立ちませんが、今年は藪椿などの花が多く咲いて、椿の木の下には無数の花が落ちて、風情ある光景を見せています。

 私が植えた小さい花の桜も 少し大きめの桜の花も、また艶やかな西洋桜も、今が盛りと咲き誇り、メジロが沢山飛んで来て口ばしを鼻の中に起用に突っ込んで蜜を吸っています。子どもの頃野山に遊びに出かけ、藪椿の花をちぎり、花の根元からチュウチュウ花の甘い蜜を吸った思い出も蘇りました。

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〇久万高原町の雛祭り
 昨日は久万高原町で四国へんろ文化道世界遺産化の会の年次フォーラムに参加しましたが、もう一つの楽しみは久万高原町で毎年実施している雛祭りを見学することで、少し早く家を出て町中の臨時駐車場へ車を止めて、一人のんびり歩いて見学しました。

 昨年は妻を連れて見学しましたが、午前中からの打ち合わせや、午後からのフォーラム、夕方閉会後の懇親会と長時間に及ぶため、妻を連れて行く事ができず残念でした。今年の雛祭りは規模もかなり拡大し、飾り方も凝っていて成長進歩あとが感じられるお祭りでした。

 雛祭りはお雛様の蒐集や飾る苦労、それに終わってからの片付けや保存収納と、とても手間暇がかかるイベントなので、関係者の努力に敬意を払わずにはいられません。その点わが町の夕日などは何処にでもあるものだし、第一メンテナンスの必要もないので助かると、何時も自慢しています。

「フォーラムの ついでに立ち寄る 雛祭り 久万高原町 春真っただ中」
「行きたちと 言ってた妻も 今回は 同行できず 至極残念」
「雛祭り 年々再々 盛大に 苦労の後を 偲んで見入る」
「わが町の 夕日はメンテ することも 苦労もなしに ただただ感謝」

 

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人間牧場

〇久しぶりの懇親会
 新型コロナの影響で、少なくともこの1年松山で、お酒を伴った飲み会に参加したことがありませんでしたが、第1類から第5類に引き下げられることやマスク使用自由、飲み会自粛が解除されたため、昨日は集会の後午後6時からネストホテルで懇親会が行われ参加しました。

最後のあいさつは一番若い大藤さんでした

 懇親会と言っても酒を呑まない私は、アルコールゼロのビールでお茶を濁す程度でしたが、それでも2時間ほど美味しい料理を食べながら、飲むほどに酔う程に色々な話が飛び出して、楽しい集会となりました。昨日は県内各地で人事異動の内示発令があったばかりで、その話題が多く出ました。

 懇親会が終わりホテルの立体駐車場から車を出し、ネオン輝く松山の市街を隣の席に松本さんを乗せて走りましたが、久々に懐かしい光景でした。若い頃はこの飲み屋街を酔いながらもう一軒、もう一軒と飲み歩いた挙句、10円タクシーと呼んでいた妻の運転する車で帰った思い出は、忘れることはできません。いい思い出です。

 

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人間牧場

〇穏やかなこぼれび
 松山方面から帰る途中、曲がりくねった三秋峠を越えて双海町に入ると、パッと目の前に伊予灘の海が開けてきます。私はこの風景が大好きで、「帰ったぞ~」と声を張り上げ叫びたくなります。

 これまでにも何度路側帯に車を止めて、沈み行く夕日や移り行く海の姿を眺めて物思いにふけったことでしょう。三日前の夕暮れ時、この地を通りました。雲に隠れた太陽の弱い光が、放射線状に海に注いでいました。

 いつも思うことですが、太陽は地球から気の遠くなるような遠い所にあるので、注ぐ光は平行になるはずなのに、放射状に見えるのはなぜか?、疑問の館に足を踏み込んでいます。

 まるで天地創造の絵を見ているようです。沖合に浮かぶ青島や由利島、遠くは周防大島なども見えるこの姿を飽きもせず見ている私を見て、「何を見ているの?」と言わんばかりに横目で見もせず通りすがる車の何と多いことでしょう。

 

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人間牧場

〇「ウェルビーイング」という言葉
 最近「ウェルビーイング」という言葉がよく使われるようになりました。横文字に弱い私ですが、この言葉を耳にし、真剣にこの言葉の意味を話すようになったのは、私が代表を務めている「地域教育実践交流ネットワークえひめ」が毎年開催している「実践交流会」のテーマ候補に挙がった一昨年からでした。

 当時事務局をしていた中尾さんの提案だったと記憶していますが、当時は意味も十分に呑み込めないままでしたが、「心身が健康で社会的にも満たされた状態」を意味する概念で、いわば幸福度のことのようでした。今世の中はそうした概念とは程遠く、ロシア侵攻に端を発した地球規模の不安や値上がりなどで、幸福度など考えられない世情です。

 でも私たち人間がしっかりとウェルビーイングの必要性を考えれば、幾らそんな世の中でも前向きに生きれるのだということを、率先して生きて行かなければならないのです。言葉だけでなく実践を・・・・。そんな言葉や意味をふと思い出した朝でした。もう一度ウェルビーイングとは「誰かにとって本質的に価値のある状態」です。

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