〇二宮金次郎の教え
表現は悪いのですがどちらかというと無知な部類に属する私ですが、小学校2年生の時に小学校の校庭に建てられていた二宮金次郎銅像に興味を持ち始め、その後金次郎銅像が左手に持っている本が中国の古書「大学」の一節であることを知ってからは、とりわけ金次郎の生き方に興味を示し、尊徳翁夜話などを読んだり、私塾年輪塾で二宮金次郎をテーマに学習してからは、その生き方に大きな影響を受けました。
二宮金次郎の4つの教えは「万象具徳」「以徳報徳」「積小為大」「一円融合」と、四大綱領は「至誠」「勤労」「分度」「推譲」です。縁あって人の前で話すことの多い私ですが、幾ら無知だからと断っても、人を説得することはできず、自分が実践して知識を智恵にしなければなりません。これが中々骨の折れることですが、教えを実践し始めると少しずつ教えが納得いくようになり始めました。
毎朝5時に起きて3時間自分で造ったシーサイド公園の砂浜を毎日12年間掃除をやった結果、何とか二宮金次郎の教えが少しずつ理解できるようになりました。まだ学びの途中ですが、これからも生きている限り実践を通して人間としての生き方を学んで行きたいと思っています。幸い二宮金次郎の生きた時代にはなかったしやれなかったことも現代にはあるし、やれるようになってきました。もう少しの辛抱です。