人間牧場

〇ふるさとを守る人たち
 田舎の町は過疎と高齢化、それに少子化が同時に進行し、ふるさとを守る人たちがどんどん少なくなってきています。今日訪ねた大洲市田処もかつては沢山の人が地域づくりに関わって賑やかにやっていましたが、その活動も徐々に規模が縮小しつつあるようです。

 そんな中、私の友人で酪農家の亀本さんは、長年地域づくり活動を続けています。私が代表を務め塾長をしていたフロンティア塾に長年積極的に参加して、その後始めた年輪塾にも参加し見事処志検定に合格した熱意は称賛に値するものがあります。

ホタルの住む活性化センター前の透き通った水が流れる川
山村の風景に溶け込んだ西田さんのお宅

 ホタルの保護や観察、ホタル祭りの実施、菖蒲園の手入れに加え、昨年度から活性化センター横の畑で交流を目的にしたジャガイモづくりを始めています。ただ長年一緒に活動してきた西田和子さんが高齢のため住み慣れた自宅を出て、大洲市内の特養施設に入ったため、立派な自宅が空き家状態になってしまいました。

(手入れが行き届いた菖蒲園)

今日田処を訪ねましたが、活動を継続している亀本さんの熱意には頭が下がりますが、今後の地域のことを思うと、少し考え込んでしまう状態になっています。出来るだけお手伝いをしたいのは山々なれど、自分のハエを追うのが精いっぱいの私ゆえ、手も足も出ない状態です。妙案はないものか考える今日この頃です。

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