〇葬儀事情が変わりました(訃報が届いても)
 新型コロナの影響が出始めてから、葬儀事情がすっかり様変わりしました。勿論コロナ以前から自宅で通夜や葬儀をする従前とは違い、セレモニーホールで葬儀をする家庭が殆どとなり、そんな施設のない旧市町村に住んでいる高齢者などは、参列したくても交通の手段がなく、長年隣近所で暮らしていながら、最後のお別れにも立ち会えない人が沢山いるようです。

 そんなこともあって、回覧板を当番で回す隣組の付き合い方も当然変わり、色々あっても葬儀だけは組内が手伝い合う風習も、すっかりなくなってしまいました。組内に住んでいながら亡くなったことも、葬儀も今は殆どが家族葬のため分からず、噂話や新聞の訃報で知ることだってざらになりました。わが家はこの20年間ほどで、祖母(88歳)と父(97歳)母(80歳)の3人を黄泉の国へ送りましたが、いずれも多くの知人や友人、近所、親族などに盛大に見送って貰っての葬儀でした。

 故に参列者も半端な数でなく、沢山の人が参列し、沢山の人から香典やお供え、電報などをいただきました。「貰ったものは返す」と言うのが残された家族の仕事だと心に決め、その都度例え家族葬で参列できなくても可能な限り、知り得た範囲で後日香典を持って線香を手向けに出かけています。昨日は旧宇和町、現西予市の友人のお母さんが先日亡くなったことを、新聞の訃報欄で見つけていたので、妻と二人で午後から出かけましたが、そのお家は一度若い頃お邪魔した経験があるものの、田舎ゆえ近所の人にも出会わず、スマホを頼りのお悔みとなりました。友人も大層喜んでくれて、久し振りに旧交を温めました。

「最近は 新型コロナの 影響で 家族葬ゆえ 参列できず」
「3人の 先祖を送った 葬儀にて 香典などを 沢山貰い」
「貰ったら 返す常識 遺族には 責任ありて 情報おさおさ」
「昨日は 妻と二人で 線香を 手向けに出かけ 右往左往す」

 

 

 

 

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