〇食用菜花の種をいただく
先日わが家を訪ねて来られた新居浜の野本敏久さんから、封筒に入れた食用菜花の種をいただきました。所用で高知県へ行く度に盛んに作られている菜花を見て、一度は家庭菜園で作って食べてみたいと思っていましたが、野本さんは何かの折双海の菜の花畑にまつわる逸話を私が話したことをしっかり覚えていていたようです。
種には蒔き時があって、早く蒔かないと時機を逸してしまってはと気が焦るものの、先日の庭木剪定中の地面落下で畑の片付けや耕運機での中耕ももできず、とりあえず昨日休みで家に居た長男息子に、夏野菜オクラの片付けと耕運機での中耕を頼み、快く手伝ってくれました。2日前に修理が治って戻って来ていた耕運機の、試し運転も順調で深く中耕することができました。
早速畝を2つ立て、ステンレスの棒で1畝3筋の溝を掘りました。かがむとまだ背中に少し痛みが残り多少不安なので、息子に種蒔きまで頼んでしてもらいました。蒔いた溝に薄く土を返し、ジョロでたっぷり水をやりました。これで完璧で、4~5日もすれば発芽するものと思われ、その状況を種をいただいた野本さんにも伝えようと思っています。
種の入った封筒に鉛筆で走り書きのメモがありました。「なばな(食用)、九州で開発された由、平成28年・4、高知・武井道夫先生から受領、令和3・7の種」と書いていました。家庭菜園で野菜を作っていると、近所や仲間から色々な野菜の種や苗をいただきます。せっかちな私は野菜に花が咲き、それが種になるまで我慢して置いておくができず、結局種取りには至りませんが、この種にまつわる人の想いも含めて大事に育てたいと思っています。
「封筒に 菜花の種が 入れられて わが家嫁入り 種蒔き算段」
「この私 あいにく体調 今一で 息子の力を 借りてあれこれ」
「種蒔いた 畑たっぷり 水を遣り 後は芽吹きを 期待しながら」
「せっかちな わしは種を 取るなんて 待てない性格 改めるべき」