〇あっ、猿だ!!
昨日の夕方少し涼しくなったので、家庭菜園のトマトの後片付けをした後、雑草の草削りをしていました。すると隣の田んぼの隅に植えているイチジクの木の中で、何やら動く物体が見えました。オヤッ!!と思いよーく目を凝らしてみると猿のようでした。近年猿の目撃情報は近所でも相次いていますが、幸いわが家付近では昨年妻が家の入り口付近の市道で見たのを最後に目撃されず、少し安心していました。
私がイチジクの木に近づくと猿は逃げ足早く、倉庫の屋根伝いに裏山へ逃げて行きました。ところが今朝息子たちがダイニングで食事をしていると、突然2階の屋根から猿が飛び降りて、孫たちのミニハウスの下に入りました。驚いたのは若嫁で、「キャー、お父さん猿だ!!」と叫びました。すぐに私と息子が外に出て猿の後を追いました。猿はさっさと裏山の中に消えてい行きましたが、今日から夏休みが終わって学校の始まる孫たちが帰宅することを思うと気が気ではないようでした。
こちらの方ではイノシシやハクビシン、カラス、モグラといった有害鳥獣の被害は枚挙に暇がなく、様々な知恵を出して防備はしているものの、ある程度の被害は仕方がないと諦めていますが、イノシシやハクビシンの地上戦、カラスの空中戦への対応できても、猿の地上+空中、それに猿知恵には勝てるはずもなく、さてこれから人間への被害も含めて覚悟が必要なようで、また新たな悩みが増えそうです。
3日前広島県竹原市忠海の親友竹本英子さんから、地元八坂庚申堂の至る所に奉納されている「くくり猿」という布で縫った猿のお守りが送られてきました。くくり猿は手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守りだそうで、欲望のままに行動する猿を動けない姿にすることで、欲に走らないよう人間を戒めているそうですが、人間よりも「見ざる・言わざる・聞かず」の猿に、どうか人里へ出て悪さをしないようにして欲しいとの願いを込め、家と畑にお守りのつもりで吊るしてみたいと思っています。
「あっ猿だ 突然イチジク 茂みにて ガサゴソ枝葉 揺れて驚く」
「イノシシや ハクビシンなど 現れて 農作被害 今度は猿か」
「夏休み 終わって孫が 午後帰る 注意しないと 危害心配」
「くくり猿 親友お守り 届きたる 家外吊るし ご加護狙おう」