◯今頃あの人はどうしているだろう?
私はこれまで色々な町や村を、私のトレードマークである木になるカバンを引っ提げて、日本全国を旅しました。「呼ばれないと行けない」訳ですから、私に何らかの期待を持っていたことは事実です。私もその期待に応えようと日常の活動で成果を出すため、一生懸命励み、それらを物語にしました。
私の熱弁は過疎や高齢化、産業不振に悩む聞く人の心を動かしたものと思われ、時にはわが町やわが家までやって来て交流へと発展しました。あれから何年経ったでしょうか?。あの町や村はその後どうなり、あの人たちはその後どんな思いで過ごしているのでしょう?。今回大分県や島根県を久しぶりに訪ね、見覚えのある町や村を通る度に、訪ねた町や村、出会った顔々が思い出されてなりませんでした。
私は最近新型コロナの影響もあって県外には出れにくいものの県内を中心に、かつて出会った地域づくり人を訪ねる小さな旅を始めています。いきなりは余りにも失礼なので、連絡をして出かけるようにしていますが、私の来訪を喜び、昔の思い出話に花を咲かせるものの、私と同年代の人ながら既に第2線を退いている人が殆どで、今もなお元気です活動している私を羨ましく思っているようでした。これからも許す限りポジテイブに生きながら出会いを重ねたいと思っています。
「若かりし 頃に出会った 人たちは 今頃どうして いるのだろうか?」
「燃えた人 今は見る影 なくなりて ひっそり生きる 少し寂しい」
「燃えている 私の姿 羨まし 言ってくれるが 自分は諦め」
「まあいいか これでいいのだ それぞれに それなり生きて 一生終える」