〇冬と春が同居する人間牧場界隈
高松地方気象台は、例年より7日遅れながら四国地方に春一番が吹いたと昨日の新聞で発表がありました。いよいよ春本番と言いたいところですが、標高130mの瀬戸内海を見下ろす高台にある人間牧場はまだ余寒が残っていて、おもしろ大作戦でジャガイモ植えを行った一昨日は、水平線の家のウッドデッキには白い積雪が印象的に残っていました。
ジャガイモを植えるべく下の畑に降りようとすると、ロケーション風呂の屋根に這わした水道管から水が零れていました。どうやらここ2~3日の寒波で水道管の水が凍って破裂し漏水しているようでした。被覆した保温材を手鋸で破り様子を確認しましたが、接手が抜けていたので無理やり押し込み、ビニール紐でしっかりと固定しとりあえず応急手当をしたので、近日中に手直し修理をしたいと思っています。
ピザ窯横には河津桜、倉庫横にと水平線の家横には枝垂桜を植えていますが、枝垂桜の蕾はまだ固いものの、河津桜は既に何輪か咲き始めていて木全体がピンクに染まり、このところの陽気で間もなく満開を迎えるものと思われます。これ等の桜は千本桜の森事業として私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループが、県内10カ所に苗木を植えた千本の桜の標準木なので、間もなく県内のあちこちを彩るはずだと思いを馳せました。
名残の冬と迎える春が同居する人間牧場界隈ですが、誰に愛でられたり誉められたりすることもなく、ひっそりと咲く梅林の梅も満開となり、いよいよ16年目の春本番を迎えようとしています。今年も忙しくなりそうです。
「よく見ると ウッドデッキに 積雪が 晩冬風景 これも趣き」
「よく見ると 水道破裂 漏水が 応急修理 いつものように」
「よく見ると 河津桜の 花が咲く 間もなく満開 今から楽しみ」
「よく見ると 牧場あちこち 既に春 ツワブキ新芽 顔を覗かせ」