〇冬(すいせん)と春(菜の花)が同居の花二題
歳を重ねると冬の厳しい寒さは苦手で、春が待ち遠しい今日この頃ですが、双海町を代表する春の花は何といっても閏住の菜の花です。国道378号とJR予讃線の間の斜面に咲く黄色い菜の花は見応えがあり、写真写りがいいことから沢山の人が花見にやって来ます。昨日人間牧場へ梅の苗木を植えに出かけた帰りに、妹のお店くじらに立寄ったついでに見ましたが、5~6分先といったところで寒い北風が吹いているにもかかわらず、何台もの車が止まって、菜の花を見ていました。
今年の冬は寒い日と新型コロナの感染が続き、双海町の冬の花である水仙も今一訪れる人が少ないようですが、寒い分水仙の花持ちがよく、普通の年だとそろそろ終わるのですが、今年は今が満開で、豊田漁港の見えるわが家の畑周辺にも沢山の水仙の花が咲いて、馥郁とした香りを漂わせています。見る人もなくひっそりと咲きひっそりと散ってしまう野生の水仙は、晩秋のツワブキの花とともに味わい深く、毎年1人で花見を楽しんでいます。
今年は新型コロナの影響で、大々的な水仙まつりも菜の花祭りもすることができませんが、中止して初めて気づいたこともいっぱいあって、来年こそはまたみんなで町を盛り上げて行きたいと思っています。昨日は何本かの水仙を切ってわが家へ持ち帰り、玄関に活けてもらいました。いい匂いがしています。
「春間近か 閏住菜の花 色づきて 時折通る 気動車ローカル」
「歳とると 寒さは苦手 春よ来い 黄色い菜の花 元気を貰う」
「水仙は 今が満開 野生花 見る人もなく ひっそり咲いて」
「何本か 水仙切って 持ち帰る 玄関行けて 厳寒楽しむ」