人間牧場

〇暑中見舞いから残暑見舞いへ

 8月7日は立秋でした。雪が降ろうが雨が降ろうが余程のことがない限り「1日3枚のハガキを書いたら幸せになれる」という言葉を信じて、20年以上もず~っと続けている「1日3枚のハガキ書き」ですが、うっかりミスで立秋が過ぎれば暦の上では暑中見いから残暑見舞いに変えなければならないのに、この3日ほど暑中お見舞いと書いてしまいました。

暑中見舞いから残暑見舞いへ

 普通の人なら気づかない日本の季節言葉変化を、知っている人も少なくなったので、どおってことはありませんが、差し出したものは仕方がないとして私の小さなこだわりで、昨日からハガキに「残暑見舞い」と書き始めました。季節の移ろいは早いもので、先日植えたと思っていた田んぼの稲は早くも頭を垂れて色づき始め、その上をアキアカネトンボが無数に飛び交い、まさに「目にはさやかに見えねども・・・」秋の気配が忍び寄っています。

 歳をとったせいでしょうか、日々があっという間に過ぎ、早くもお盆の季節となりました。昨日は夕方から人間牧場の畑へお墓に供えるシキビを切りに出かけました。わが家のお墓2束、妻の実家のお墓6束、家の入口のお地蔵さん2束と、合計10束のシキビはかなりの量で、持ち帰ったシキビを10束に分け枝元をビニールの紐で縛り、バケツに水を張って用意をしました。

 本当は昨日お墓参りに行く予定でしたが、警察官をしている3男が急遽日帰り帰省したので1日遅らせ、今日は朝食が終わると妻と二人でお墓参りに行く予定です。小型の台風が近づいているようですが雨の心配はないようで、妻の実家のお墓のある八幡浜まで海岸国道378号線を走ろうと思っています。ほとんど無意識ながらお盆が来るとシキビを用意して、お墓参りに出かけるという風習が暮らしの中に定着している初老と思える私たち夫婦です。

「立秋が 過ぎたというのに うっかりと 暑中見舞いと 書いてしまった」

「昨日から 残暑見舞いと 書くハガキ こんな小さな ことに気づくか?」

「歳とった 証拠だ一年 早く過ぎ お盆迎えて 墓参り準備」

「今年は コロナ禍ゆえに 何となく セミの鳴き声 違って聴こえ」 

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