人間牧場

〇わらしべ長者

 土曜日に人間牧場へ20人ほどの来客があり、日曜日にはその後片づけに出かけましたが、帰り際スモモ畑に入り、息子と二人で早生系スモモの収穫をしました。この時期になると毎年のことゆえスモモを欲しがる人が何人もいて、「もうそろそろ」とメール書き込みなどしてくるのです。

魚屋さんから頂いたチダイとタコ

 日曜日の午後からは親類近所や知人に少しずつ小袋に入れてお裾分けをしました。ところが何人かからお礼にと色々な物をいただきました。中でも魚屋をしている女性が昨日の夕、チダイとタコを届けにやって来てくれました。まさにわらしべ長者のようだと大喜びでした。昨晩は会議があって夜が遅かったため、発泡スチロールの中に冷蔵庫から取り出した氷を入れて、一晩寝かせました。

 今朝は早速チダイの鱗や内臓、エラなどを取る粗調理をして水洗いし、冷蔵庫に収めました。タコは塩でよく揉んでヌメリを取り冷水から茹でました。わが家は2世代同居家庭なので、基本的にいただき物は全て2等分して若嫁に渡してやるのです。若嫁は料理が得意で魚や野菜でも上手く料理をして、わが家へのお裾分けもかかしません。

 これから若嫁はスモモを使ってジャムを作ったりして、勤めている実家のお店に出入りする親しい人に配る、スモモ外交が始まるようですが、収穫だけは私一人の仕事なので、少し楽しみ少し憂鬱といったところです。今年もスモモは豊作のようで、これから暫らくは足の速いスモモと格闘をしなければなりません。

「この時期に なると毎年 楽しみに スモモまだかと 催促メール」

「極早生の スモモ収穫 したけれど 美味いスモモは 野鳥が先に」

「差し上げた スモモのお礼 鯛やタコ 届いてまるで わらしべ長者」

「収穫は 私の仕事 いただいた お礼は家族 皆に分配」 

 

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