人間牧場

〇私の心の隠れ恩人

 私は色々な場所に出かけ色々な人と出会い、その都度凡人ゆえに色々なことを見聞きして教わりながら今日まで生きてきました。もしあの人と出会わなかったらこんな考えにはならなかったと思うことがいっぱいあります。

 先日の新聞に「14歳の君へ・わたしたちの授業」という特集記事が載っていました。数学者の秋山仁さんへのインタビュー記事でした。もう昔のことなので正確には覚えていませんが、秋山さんと出会ったのは、国立大洲青年の家(現青少年の家)で開かれた研修会でした。青年の家の運営委員長をしていたので、講演の後秋山さんと私の対談があり、私が質問する形でした。

 秋山さんは人間を氷に例えて話されました。人間は生まれつきというのは殆どなく、読む、聞く、見ることによって大きな氷に成長するので、30歳までにそのことをしっかりやるよう勧められました。そして読んだら書く、聞いたら喋る、見たら実践することをやれば、氷山の一角は9:1(沈んだ部分と浮いた部分の比率)だけど、人間は8:2~1:9に浮かび上がると諭されました。

 この話を自分に置き換え、読んだら書く、聞いたら喋る、見たら実践することを心がけ、今を生きています。お陰様で凡人の悲しさから1:9には遠く及びませんが、日々努力を惜しまず生きているつもりです。思考力を鍛える、熱中して見方を変えて、これからもしっかり生きようと思っています。秋山さんは私の心の隠れ恩人です。

「新聞に 昔出会った 人特集 懐かしくなり 記事を切り抜き」

「書く・喋る 実践するを 実行し 氷山一角 増やす努力を」

「音楽の 苦手な私 ハーモニカ 努力甲斐あり 吹けるようなる」

「なるほどと 思うだけでは 進まない 実践重ね 生きるが大事」

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