〇息子の同級生の初孫
早婚と晩婚ではその人と家族の、その後の人生は大きく変わります。同居のわが長男息子は早婚でもなくまあ普通程度の年齢で結婚し、普通どおりに子どもが生まれました。現在49歳で中学1年生と小学5年生の2人の子どもに恵まれましたが、小学校時代から仲の良かった漁師をしている和田さんは息子より早く結婚し、息子より早く3人の男の子が生まれましたが、その息子さんの一人が昨年結婚し、最近赤ちゃんが生まれました。
息子はまだ子育て真っ最中だというのに、同級生の和田さんは49歳にして既に「おじいちゃん」となったのです。わが息子がおじいちゃんになるのはまだ10年以上もかかるものと思われますが、この落差は一体何だろう?と思いました。一昨日和田さんが息子夫婦を伴って、赤ちゃんを見せにわが家へやって来ました。赤ちゃんは既に体重6㎏を越えスクスク育っていて、抱かせてもらいましたが、とても可愛い赤ちゃんでした。
居合わせたわが家の中学1年生になった孫希心も、恐る恐る赤ちゃんを抱かせてもらいましたが、私は孫希心の赤ちゃんが生まれるまで生きているだろうか?なんてことを、笑いながら冗談で話しました。自分たちの後の時代を引き継いで生きるであろう子どもの出生数は年々右肩下がりで、日本全国でも年間100万人に達しないようで、少子化傾向はこの国の将来に暗い影を投げかけています。赤ちゃんを抱いた孫希心は一体何を思ったでしょうか。
「わが息子 同級生は 早じいちゃん 赤ちゃん見せに わが家訪れ」
「じいちゃんに なったと照れる 嬉しそう 家族みんなが 抱かせてもらい」
「100万人 割った出生 この国の 将来危うい しみじみ思う」
「ひい爺に 私なるのは いつの日か? 見届けたいけど 今は分からず」