人間牧場

〇鳥との共存

 わが家の庭には、実のなる木が幾つか植えられています。クロガネモチ、南天、マンリョウ、センリョウ、ヒャクリョウなどの観賞用に加え、ブルーベリーやスモモ、かんきつ類などの食用を加えると、かなりの数に上ります。観賞用は庭に植えると縁起が良いとされるものは殆ど植えていて、クロガネモチなどは「クロ」を取ると「カネモチ」とも読めるのに、一向に金持ちにはならず、相変わらずの貧乏暮らしです。

真っ赤な実をつけた庭の南天

 庭には白・赤・細葉など何種類かの南天の木があります。植えたものの他、植えた記憶がないのに、鳥が啄み糞と一緒に落としたものが芽吹いて、「よくぞここまで」と思われる石垣の間に成長したど根性南天も、この時期真っ赤な実をつけています。見ごろはもう少し先だと思うのですが、里山に餌がなくなり始めると、沢山の小鳥が飛んで来て、一日で食べ尽くして跡形もなくなくなってしまうのです。

折角色づいた南天の真っ赤な実を野鳥に食べられないよう、防鳥ネットを張ることも考えなくはありませんが、鳥が運んでくれた種のお陰で、こうして南天の真っ赤な実を一時期にせよ鑑賞できるのですから、それはそれで良しとして鳥たちにプレゼントすべきだと、殊勝なことを考えていますが、今朝外に出て南天の木をよ~く見ると、早くも啄んだ後か確認できました。昼間は私以外在宅気配もないので、わが家の庭は野鳥の天国となります。それもまた良しで、鳥の泥棒許します。

「わが家庭 クロガネモチを 植えてるが 金持ちならず 貧乏甘んじ」

「植えたこと 記憶ないけど 石垣に 南天生えて 大きくなりぬ」

「南天に 真っ赤な実がなり 秋色に 染まり風情を 今朝も楽しむ」

「何日か すると南天 鳥たちの 餌食になって 跡形もなく」

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