人間牧場

〇来年も引き続いてと言われても「う~ん」

 一方では「まだまだ若い!!」と思う反面、日々の暮らしの中で迫りくる老いを、少しづつ感じ始めている私ですが、元町長さんの勧めもあって、今年の9月から聖カタリナ大学の非常勤講師をすることになりました。35年間役場に勤めて行政の現場で一生懸命働いたものの、私の与えられた講義名は「行政学」ゆえ、ましてや2時間15コマを15コマ30時間話すことなど、到底できる訳がないと、何度もお断りをしましたが聞き入れてもらえず、その強引さに負けて渋々引き受けることとなりました。

 講義の組み立てやシラバス提出、講義レジメの準備など、幾つもの立ちはだかる壁を感じながら、9月から始まる後期授業に向けて忙しい日々を過ごし、やっと9月26日の初回の講義を緊張の面持ちで終えたものの、聖カタリナ大学のキャンバスは松山市北条で自宅から遠く、毎週水曜日の13時からの講義のため、片道1時間30分往復3時間の長い通学時間を想定に入れ、何とか忙しいスケジュールをこなしています。

 特に10月は曜日の関係で3日・10日・17日・24日・31日と一月に5回も講義日があり、青色吐息と言ったところでしたが、昨日半分折り返しに近い7回目の講義をやっと終え、少し先が見えて来たようです。ところが昨日の講義前に講師控室へ教務課長さんが見えられ、来年度も引き続いて講義をして欲しいと、手続き資料を渡され説明しながら懇願されました。今年度の授業もまだ半分も終わっていない段階なので、話を「保留」にして帰りましたが、「う~ん」です。

 自信の持てないことは不安なものです。一方で今回のようにチャレンジすれば道は何とか開けそうな気もしますが、浅学菲才ゆえ余り無理な背伸びをすると、大やけどをするかも知れません。はてさてどうしたものか、昨晩夕食をしながら妻にそのことを話しましたが、この数ヶ月書斎にこもって講義のための勉強をしたり、レジメを作ったり、また毎週水曜日の講義日に緊張の面持ちで出かける私を傍で見ているので、「余り無理をしない方がいい」となだめてくれました。やはり正直なところ「う~ん」です。

「背伸びして 浅学菲才 感じつも 非常勤講師 断り切れずに」

「水曜日 往復遠い 3時間 大学通い 講義してるが」

「半分が やっと終わった 思ったに 来年続いて 青天霹靂」

「保留して 自宅に帰り 妻相談 無理をするなと 言われて『ウ~ン』」

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