人間牧場

〇地元保育園でのボランティア

 半年ほど前、地元下灘保育所の成本園長先生から、「11月頃園児のおじいちゃんやおばあちゃんと遊びを通したふれあい集会をやりたいので指導をしたり相談に乗ってくれない」と相談を受けました。園長先生のお父さんは私が小学校4年生の時の担任だったこともあるし、前任地上灘保育所の園長だった時には孫が通っていたよしみもあって、園児の餅つき大会も手臼のボランティアをやった経験で懇意にしていることから、一も二もなく「いいよ」と引き受けていました。

焚火をして焼き芋を作りました
焼き芋は上手に焼けてホクホクでした
美味しい連発でした
カッポ下駄作り
ドングリ駒作り
楽しい野外昼食会

 「そろそろ近づいて来たので相談したい」と、先月園長さんから私信ハガキが届きました。「まだまだ先のことだと思っていたのに、もうそんな季節か!!」と驚き、早速子ども体験塾の準備をするため人間牧場へ出かけた折、下灘保育所を訪問してあれやこれやと二人で考えました。大まかなメニューは竹のカッポ下駄作り、ドングリ駒作り、落ち葉で焼き芋をすることになり、役割分担をしました。

 保育所の先生は全員女性なので、竹を竹藪から切り出し加工する準備、とドングリ拾いは行き掛かり上私の役目となりました。私は早速近所の竹林に出かけ、頃合な竹を3本切り出し、竹節の具合を見ながら、鋸で10㎝程の長さに切り、竹を1対ずつ25人分作り、同じような高さと大きさを選んで「1・1、2・2,3・3」とマジックインキで番号を打ち、キャリーに行儀よく並べ入れ、1週間前に保育所へ運びました。また近くの大きなクヌギの木の下へ出かけてドングリを拾い集め準備完了です。

 昨日は9時過ぎに参観が開会し、10時から狭い運動場に園児もおじいちゃんやおばあちゃんも出て、焼き芋準備、カッポ下駄作り、ドングリ駒作りに挑戦しました。家から持って行った延長コードに電動ドリルを差し込み、竹に穴を開けビニールひもを通すだけの簡単作業でしたが、結構楽しくワイワイガヤガヤやっていました。年長さんは早くも出来上がったばかりにカッポ下駄に乗って、園内を楽しそうに歩き回って遊んでいました。運動場の隅に穴を掘り、子どもが集めたという小枝や落ち葉に火をつけておき火を作り、水で濡らした新聞紙やアルミホイルで包み火の中へ入れて焼いたサツマイモも上手に焼けていました。

 その後運動場で昼食パーティをしましたが、世代を超えた爽やかな交流ができました。私もボランティアとして参加して、準備やあれやこれやの運営に関わり、とても楽しいひと時を過ごさせてもらいました。私にできるささやかなボランティア活動でした。園児数は僅か25人の小さな保育所ですが、子どもたちの声に癒されました。最後に園児代表二人が先導し「進ちゃん、今日は色々なことをしてくれてありがとう」と大きな声でお礼を言ってくれました。

「じいちゃんや ばあちゃん集まる 保育所で 得意の分野 ボランティアする」

「竹やぶで 切った青竹 カッポ下駄 ドングリゴマも 子ども大好き」

「運動場 集めた落ち葉 小枝燃し お芋を焼いて 破顔一笑」

「人数が 年々減少 保育園 それでもみんな 元気の育つ」

 

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