人間牧場

〇夜明けが遅くなりました。

 凡人ゆえ天文宇宙のことは余り分りませんが、4年に一回開かれるオリンピックが地球の裏側ブラジルのリオデジャネイロで、今日から開かれるのをテレビや新聞で見聞きするにつけ、先月7日に亡くなった永六輔さんから届いた一枚のハガキを思い出します。そのハガキには「夕日はどこかの朝日」と書かれていました。

昨日の夕日も綺麗でした
昨日の夕日も綺麗でした

 このハガキがきっかけで国立科学博物館で調べてもらったところ、3月20日の春分の日と9月22日の秋分の日の双海町の夕日や朝日は、地球の裏側ブラジルリオデジャネイロの夕日や朝日であることが分り、永六輔さんの底知れぬ奥の深い感性に感心しながら、発想を巡らせて夕日をテーマにしたまちづくりを今日まで進めているのです。

 日中は天地を焦がすような猛暑に多少うんざりしていますが、まだ夏の盛りだというのに、夏至の日を境に朝は4時59分、夕暮れも19時24分を最長として日の出が遅く日の入りが早くなっていて、今日の日の出の時刻は5時25分、日の入りは19時5分となっているようで、その速度は1日1分程度変化して、気付かないうちに秋が近付いているようです。

 このところは太平洋高気圧が強く張り出し、私たちの地方では梅雨明け以来雨が一粒も降らず、生活用水こそ制限は受けていませんが、菜園等は一雨欲しい感じです。週間予報でもお盆頃までは雨の恵みは余り期待できないようですが、その分毎日綺麗な夕日を拝める幸せを感じています。明日は双海町で鉄人レースと言われるトライアスロン大会が、天気の心配もなく繰り広げられる予定です。皆さんの拳闘を期待します。

 「猫の目の ように毎日 一分間 夜明けが遅く なってきました」

 「沈むころ 地球の裏側 ブラジルで 朝日昇って オリンピックが」

 「この夕日 どこかの朝日と ハガキにて 教えてくれた 永さん他界」

 「さあ今日も 暑くなるぞと 言い聞かせ ふんどし締めて 作業を開始」 

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