〇庭や野辺に花の咲く頃
春ですねえ。その気になって辺りを見渡せば色とりどりの花が咲いて、一年中で最も浮き浮きする春を迎えています。急峻な山を背に受けているわが家の敷地は、晩秋からこの頃まで陽が当たらないため、何となく寒々としていましたが、春分から秋分までは陽が当たるため、春分の日とともに一日中陽射しが楽しめるようになりました。冬篭りをしていたような親父も、このよう気に誘われて庭に出て日向ぼっこを楽しんでいるようです。
昨日は、冬野菜として作っていたチンゲンサイと小松菜にトウが立って、黄色い菜の花が咲いたので、午後からそれを引き抜いて雑草置き場へ雑草とともに運びました。最近は毎朝冬野菜の葉っぱを摘んでグリーンスムージーにして飲んでいるため、勿体ない感じもしましたが、思い切って処分しました。引きぬいた後の畑は牛糞を撒いて倉庫から耕運機を引っ張り出し、万遍なく中耕して鍬で2列にするか3列にするか迷いましたが、結局3列畝を立てました。
今日はその畑の畝に先日買って来たゴボウや小松菜等の種物を蒔く予定です。今年は出来るかどうか分かりませんが、スムージーに使う葉物野菜を作ってみようと思っています。
春は雑草の芽吹きの季節でもあります。660坪もある広いわが家の敷地には、至る所に早くも雑草が芽を出し始めました。雑草は早目早目の対応が肝心で、ひと雨降ればあっという間に雑草に覆われてしまうのです。昨日は庭の草取りをしていて、綺麗な椿とアセビが咲いているのを見つけました。庭には色々な花木を植えていますが、全ての花木に咲く花を楽しむ余裕はこれまで残念ながらありませんでした。
早速書斎からデジカメを取り出して、花の写真を撮ってみました。ついでにチンゲンサイや白菜などの黄色い菜の花も撮りました。最近はこの時期になると花粉症になる人も多く、花から遠ざかる人もいるようです。昔は花粉症などという病気は殆どなかったそうですが、現代人は何故花粉症になるのでしょう?。多分食べる物や生活環境が変わったせいだと思われますが、鈍感な私は幸せなことに花、粉症になることもなく暮らしています。花は心を豊かにしてくれます。今の時期しか味わえない春の花を、もっともっと楽しもうと思っています。
「春は花 道元禅師も 詠んでいる 季節の巡り もっと楽しむ」
「雑草を 抜きつ 見上げた 庭の隅 椿アセビが 見事に咲いて」
「残菜に 咲く花さえも 見事なり 思わず鼻を 花に近づけ」
「デジカメで 写真に撮って 楽しめる 花の命を 存分生かす」