人間牧場

〇ワカメの収穫と処理加工(その1)

 3日前近所に住む米井さんから、今年もワカメが届きました。米井さんは小まめな人で、ヒジキや天草やワカメといった海藻類を、胸まである防水長靴を使って、早目早目の時期に自家用として収穫して加工し、お裾分けをしてくれるのです。私はこれまで忙しくて自分で収穫することもできずお裾分けに甘んじていました、未利用資源に着目したり自給にこだわるようになったこの頃は、米井さんに触発されて、お裾分けが届けば収穫の時期だと気づかされ、大潮の時期を選んで浜に出て収穫をするようにしているのです。

収穫したトロ箱一杯のワカメ
収穫したトロ箱一杯のワカメ

 ワカメが届いたので空の彼方をよく見ると、月が隠れる新月の頃のようでした。昨日松山へ行った帰りに海岸を見ると、夕方潮が引いていました。遊び半分で急いで作業着に着替え、発泡スチロールのトロ箱と草刈り鎌を軽四トラックに積んで、海岸まで出かけ適当な場所に駐車して、浜に降り立ちました。潮はよく引いていました。長靴でそこら辺をぞぶると、まだ走りのワカメが造作なくトロ箱一杯採ることができました。これ以上採っても処理に困るので、自宅へ持ち帰りましたが、時間切れの上夕方から雨がポツポツ降り出したので、処理をあきらめました。

 今朝も夜来の雨が降り続いているため、屋外での作業はできないので、今朝にでも裏の流し場でお湯を沸かして処理しようか迷っています。というのも今日は午前中から日本銀行松山支店で金融広報アドバイザーの研修会があって、出かけなければなりません。心は迷っていますが、思い切って処理しようと、ここまでブログ書きをストップしてしまいました。
  急いで裏の屋外炊事場に出て、大きなステンレス製の鍋をガスコンロにかけてお湯を沸かし始めました。お湯が沸くまで、昨日の夕方採って来た発泡スチロールトロ箱いっぱいのワカメを持って来て、包丁で株を切り落とした後、丹念に水洗いをしました。やがてお湯が沸き、茶色のワカメをお湯にくぐらせるのです。余り多く入れるとお湯の温度が下がるし、少な過ぎると時間がかかるしのジレンマの中で、容赦なく時間は過ぎて行きました。お湯をくぐらせたワカメは鮮やかな緑色に変身し、冷水で綺麗に冷ましながら洗いました。

  「浜に出て 採ったワカメを お湯沸し 茹でる作業を 朝早くから」

  「ブログ書き 途中で止めて ワカメ処理 時間ばかりが あっという間に」

  「湯につける まるで魔法だ 緑に変身 冷水晒し 食用にする」

  「はやこんな 時期が来たかと ワカメ見て 春の足音 感じながらも」

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