〇年輪塾恒例の餅つき大会(そに1)
12月の第2土曜日は年輪塾恒例の餅つき大会です。餅つきは準備が大変で、まずもち米を手に入れなければなりません。親友の西岡栄一さんに相談したところ、昨年に引き続き快くもち米を一袋(30kg=2斗)いただきました。勿論大洲市田処の亀本幸三さんももち米1斗とヨモギ持参です。餡子は浜田さん、みかんは清水さん、餅とり粉やパックは松本さんとそれぞれの役割に沿って準備を進めましたが、わが家の役割は何といっても大きく、西岡さんからいただいたもち米2斗を、冬のことゆえ前々日に妻が冷たい水で洗い、バケツにかしてくれました。私はセイロやモロブタを家の倉庫から取り出し、綺麗に水洗いして陰干ししました。
餅つきは二重ねセイロを二つ用意し、ポリ容器3つに飲料水を入れ、もち米とモロブタ、それに昼食にかまどご飯と味噌汁を炊くので、その準備品も妻に用意してもらい、自宅を8時に出発しました。餅つきは段取りが肝心で、みんなが集まるまでにかまどに火を入れ、室内とはいいながらこのところの寒波の襲来で寒いため、薪ストーブにも火を入れなければなりません。杉葉のお陰でマッチ4本で移動式かまどを含めた4ヶ所に火をつけ、お湯を沸かし始めました。今日は息子が所属する建築士会のメンバー6人も参加したため子どもを含めると30人近くになり、息子も少し早く人間牧場に到着し二人で所準備を整えました。
そのうち田処組や松山組が相次いでやって来たころにはもち米も勢いよく蒸気を上げて蒸せ、早速高知県西土佐から貰った臼と杵で威勢よくつき始めました。普通の年だと私が手臼をするのですが、去年と今年は元学校の校長である水本先生が主にやってくれ、米屋の兵頭さんも手伝ってくれたので、私は何の造作もせず、かまどの差配と、お湯足しに專念することが出来ました。餅は白餅を主流として、ミカン餅、梅餅、ヨモギ餅全部で15臼つきました。室内では女性軍が中心になってもちを丸めたり餡子を入れたり、またもち帰り用のパックに詰めたりしていましたが、息子嫁も孫たちと一緒に参加し、パック詰めを手伝ってくれて大助かりでした。今日は松本さんも歩き始めた子どもさんを連れて来ていて、子どもの成長の早さにみんな驚いていました。
餅つきの目途がついたところで、ご飯と味噌汁を作りました。まかないは青木晴美さんと浜田さんが手伝ってくれたので、餅つきが12時より少しずれ込みましたが、ご飯も味噌汁もすこぶる美味しくできました。餅を試食したというのに、餅つきという労働をしたからでしょうか、ご飯も味噌汁も美味しい美味しいを連発して沢山食べていただきました。田処の山崎さんから届いた豆腐も冷奴で食べましたが最高でした。
年輪塾を終えて帰り際にみんなに2パックずつのお餅をお土産にとって帰っていただきました。またギノー味噌さんからいただいていたお味噌も配りました。私は残ったお餅を人間牧場の近所や知人友人に20個以上も配りました。セイロやモロブタなど使った器具類をタワシで水洗いして夕観所に干し、やっと忙しかった持ちつきたいかを終えることができました。少し疲れましたが心地よい疲れでした。
「餅つきは 準備に加え 段取りが 八分仕切るは 私の役目」
「十五臼 ペッタンペッタン ペッタンコ 交代しつつ 二時間余り」
「お土産に 二パックずつ 持ち帰る 残りを近所 私が配る」
「小道具を タワシで洗い 陰に干す やっと一日 少々疲れ」