○人間牧場での積る話
このところ気候がよくなったことをいいことに、人間牧場へ沢山の訪問者が来るようになりました。来訪者は前もってアポイントを取ってやって来る人もいれば、「近くを通りかかったので人間牧場へ是非」と飛び込み状態で訪ねて来る人もいるのです。酷い人は「人間牧場を訪ねて来たが途中で道を間違えました。ここはどこでしょう?」何て助け船を求める人もいて、ちょっとした騒動になることだってあるのです。
何度も人間牧場へやって来た人でも、人に連れて来てもらった人は道順が分からないほどの山道だし、特に下浜から池久保のルートはいつも通って通い慣れていても、「狭い!」と感じる道なのでくれぐれも単独でのチャレンジはご遠慮願いたいものです。
先日しっかりとアポイントを取って、友人のシステムユニ社長岡田さんとアトラス出版の中村幸男社長さんが二人揃ってやって来ました。岡田さんは宇和島市九島出身だし煙会所へも人間牧場へも以前に来ている馴染みの人なのですが、アトラス出版の中村社長さんは煙会所へは自費出版の本の打ち合わせのため何度か奥さんと二人で来られているものの、人間牧場は始めてのようでした。
自宅で落ち合い、煙会所でお茶を飲んで一服した後、奥東・奥西経由で人間牧場へ私の車で出かけました。中村社長さんは曲がりくねった道や人間牧場からの眺望の素晴らしさに目を白黒させていましたが、岡田さんとアトラスの中村社長さんが知り合いだとは知りませんでした。
中村社長さんは私にとって忘れられない人です。「昇る夕日でまちづくり」と「今やれる青春」という2冊の本の出版元なのです。特に私の出世作?となった「昇る夕日でまちづくり」は県内に大きな反響を呼びました。21世紀えひめニューフロンティアグループが金を出し、私が執筆した「今やれる青春」もそれなりの評価を得たのです。
岡田社長さんは経営学の父といわれるピーター・ドラッガーの崇拝者で、愛媛大学工学部非常勤講師として教壇にも立っていますが、工場管理等の分野で色々な会社の指導をしているようです。特にピーター・ドラッガーについては相当研究しているようで、この日も資料を沢山いただきました。
私のような浅学な人間にとって、岡田さんのような博学や、中村さんのようなジャーナリストという偉業種に生きる人たちの話は、とても新鮮でいい出会いとなりました。岡田さんからは大阪での研究会で講演して欲しいという依頼も受けていますが、もう少しお二人から色々な話を聞こうと思っています。
「人は人によりて人となる」と言われていますが、この日もいい学びをさせてもらいました。二人のお陰もさることながら、人間牧場という場所を持っいるだけで、このような出会いが生まれてくるのです。
「色々な 人や異業種 集まりて 人間牧場 嬉しき出会い」
「今日もまた 人が来たかや 牧場に 知識英知 それぞれ持って」
「考えて みれば英知を 手土産に これより以上 土産あろうか」
「今日もまた 私の知識 メーターが ほんのちょっぴり 増量なりて」