〇豊後・大山ひびきの郷にて
一昨日に大分日田市に立ち寄り、今は合併して日田市になった大山町を訪ねました。大山の入り口にある木の花ガルテンと道の駅水辺の郷おおやまに立ち寄り、大山町の情報を仕入れようとしましましたが、残念ながらかつての大山町を語れる人に巡り合うこともできず、目と鼻の先の小高い丘の上にある目的地の豊後・大山ひびきの郷に午後3時半過ぎ到着しました。高速道路や地道を走り継いで来たため、多少の疲れもあってお宿あさもやで勧められた梅の香温泉なごり湯と岩盤浴に入り、久しぶりにすっかりリラックスさせてもらいました。
夕方総支配人の緒方さんが部屋に見えられ、二人水入らずで久しぶりに懐かしい話に花を咲かせました。午後6時からふるさと料理ひびきで三苫社長さんと緒方さんと私の三人で会食させてもらいました。いずれの料理も料理長さんが腕によりをかけ、地元大山の食材を使って作ったものばかりで、特に鍋物の野菜類が美味しくて緒方さんのお給仕で何倍もお代わりをして満腹の手合いでした。三苫社長さんは元大山町長さんらしく、知られざる大山の物語を一杯聞くことができました。
講演会は70人もいるという職員の殆んどが集まり、私の2時間近くに及ぶ話を熱心に聞いてくれました。私も「新しい発想で生きる」という演題で極力サービス業に関わる人たちに関係のあるようなお話をさせてもらいました。
ひびきの郷のあちこちには、何年か前わが双海町から球根を送った水仙の花が可憐に咲いてい、嬉しい出会いでした。
講演後早々にお暇し、日田インターから九州自動車道に乗り、由布岳を見上げたり、別府湾を見下ろしたりしながら大分宮河内~佐賀関~九四フェリー~三崎~国道197号~ごぜヶ峠~夕やけこやけラインを通って、夕方双海町へ帰って来ました。心配された積雪もなくホッと一息と言ったところです。
「『水仙の 花一輪や 旅の宿』 一句浮かびて 披露をしつつ」
「水仙の 嫁ぎし異郷 霜降りて なごり湯もらい 体温める」
「梅林の 姿頭に 浮かべつつ 妻連れいつか 来たいものだと」
「大山も 時代の波に 洗われて 昔の光 見えず寂しく」