人間牧場

〇お茶を濁した話

 日曜日の夕方、11月12日・13日の両日国立大洲青少年交流の家で開かれた社会教育実践交流集会の反省会が持たれました。讃岐先生が実行委員長を務めているし、私も成り行きに任せてこの4年間お世話役をしているので、双海町の米湊さん、松本さんとともに参加しました。反省会といっても時期が時期だけに忘年会を兼ねたような呑み会で、会費4千円にしては美味しい中華料理に舌鼓を打ちながら、実行委員会の主要メンバーである13人が今年一年を反省しました。先日のコープえひめの忘年会も今回も席を決めるくじは13番でした。隣の席には1番の松本さんと12番の和田さんが陣取り、酒を呑まない私はもっぱら注ぎ役で、それでも松本さんは私に気を使って、暖かいお茶を何度もサービスをしてくれました。お茶に関して言えば酒を呑まない人は決まってウーロン茶を注文するのがすっかり定番のようになっていますが、私はどうも冷たいウーロン茶が苦手なのです。そこへゆくと温かい緑茶は日ごろ飲み慣れているため口当たりもよく、食が進むのです。第一暖かい緑茶はサービスでタダだし、この日のような飲み放題は別として、普通は結構安くつくのです。

 何年か前ウーロン茶について議論したことがあります。ある消費センターの調査によると、ウーロン茶をコップに入れその中に10円玉を入れると明くる日10円玉が真っ赤に錆びるという話を聞きました。つまりウーロン茶はひょっとしたら強酸性ではないかと思われるのです。最近の会議は女性がお茶を入れる日本の風習が男女差別だと息巻く人もいたり、便利なためペットボトルに入れたお茶が頻繁に使われ、温かい緑茶が出てくる会議は殆んど見かけなくなりました。確かにペットボトルを配っておけば、湯飲み等を片付ける手間も省けて便利に違いはありませんが、市中に出回っているペットボトルのお茶は中に一体何が入っているか、何の疑いもなく飲んでいるお茶を疑ってみることも、必要なような気がするのです。
 私は先日鳥取県大山町へ講演に出かけた折、大山町役場の大黒さんの紹介でお茶屋さんに紅茶の作り方を教わりました。幸い人間牧場の農場内には薮茶の木が沢山あって、この葉っぱを使えば新芽の出る春先、簡単に紅茶が作れるようで、今から春の来るのが楽しみなのです。

楽しかった社会教育実践交流集会の反省会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すっかりお茶を濁してしまいましたが、今年で4回目を迎えた社会教育実践交流会も、少しマンネリの感がありますが、それでも始める活動、高める活動、続ける活動と続いて、まだ止める活動という選択肢には到着していないような気がしています。どんな活動でもそうですが、やはり10年間は続けないと成果には結びつかないのです。私が主宰しえている21世紀えひめニューフロンティアグループの活動も、年輪塾の活動も、勿論人間牧場の活動もとりあえずの目標は10年なのです。そこから先は10年を迎えて考えれば新しい発想は湧いてくるのです。ただし10年40回で終るとみんなで決めていたフロンティア塾も、20年で終ると決めていた無人島キャンプも目標を達成して幕を下ろしましたが、今にして思えばこれも賢明な選択だったようです。
 人も組織もやる目標を失えば老化したりマンネリ化してしまいます。戦略や戦術をもう一度再確認して、とりあえず10年間やったらどうかと提案しましたが、とりあえず来年はしようという話で落ち着いたようです。
 今年の大会では、公民館主事さんたちが進めている福島の子どもたちを愛媛に招く絆プロジェクトへの支援として、懇親会で私がセリ人となりチャリティオークションをやりました。募金もあわせると10万円を超える資金が集まりました。これも大きな収穫でした。さて来年はどんなプログラムを用意すればみんなが喜んでくれるでしょうか。楽しみです。

  「世の中は お茶の出し方 一つでも 随分変わった これでいいのか?」

  「呑まぬ人 ウーロン茶だと 決め付ける 私しゃ緑茶を タダでいただく」

  「四回の 次は誤解か 五回なり とにかく十回 続けてみよう」

  「反省会 反省よりも 酒を呑む これも大事と 呑み助理由」  

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